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【社員インタビュー#3~前編~】「正確性」にとことん拘る!ビジネスプランニング部長 矢津俊輔

第3回目に登場してもらうのは、ビジネスプランニング部長 矢津俊輔。
事業計画や経理、ITシステムを担当する部のリーダーとして、東京海上グループの最先端R&Dビークルに相応しい、有機的で変化に強い業務環境の構築にチャレンジしています。
そんな矢津へのインタビューの中には、これまでの14年間の社歴で培ってきた様々な経験や多様な視点から生まれた、働く上で大切にしている価値観のエッセンスが詰まっていました。
前・後編に渡ってお届けします♪是非ご覧ください!


ビジネスプランニング部長 矢津俊輔

2009年東京海上日動火災保険株式会社(以下、東京海上日動)に入社。6年間経理部にて損害保険会社の決算業務などに従事。2015年より東京海上キャピタル株式会社(現ティーキャピタルパートナーズ株式会社)に出向しコーポレート業務全般を担当。2019年10月より再び東京海上日動経理部にて単体&連結決算作業に従事すると共に、既存業務の効率化および人材育成に取り組む。
2022年よりTokio Marine X少額短期保険会社(以下、Tokio Marine X)のビジネスプランニング部長として、事業計画・ITシステム・経理領域を統括。

「王道」という言葉に惹かれた

ーー矢津さんは新卒で東京海上日動に入社されたとのことですが、どんな就職活動期だったのでしょうか

矢津 私は大学時代、理工学部で機械工学を専攻していました。同じ学部の学生のキャリアパスは、大学院へ進学した後メーカーに就職するのが一般的でした。
ですが私は周りに流されず、“様々な業界を見てみたい”と思い、メーカー業界にこだわらず、大学3年時には就職活動を始めていました。主に、金融業界(生損保、銀行)や商社を中心に見ていましたね。

ーーそのような中で、東京海上日動に入社を決めた理由は何だったのでしょうか?

矢津 就職活動に励んでいた時期に、「リーディングカンパニー(1位)には理由がある」というフレーズを耳にしました。“確かに多くのトップ企業は、他社にはない魅力を持っている”と思い、損害保険業界のリーディングカンパニーである東京海上日動に興味を持ち始めました。
東京海上日動は当時「王道」という言葉を用いて採用活動を進めていました。今振り返ると、「王道」という言葉の裏にある、“会社として積み重ねた歴史があるからこその自信や覚悟”といったものを感じて魅かれたのだと思います。

ーーなるほど。“王道”に惹かれて、東京海上日動に入社を決めたのですね。

矢津 そうですね。あとは、体験した面接の中で、最も和やかに進み、終始リラックスして臨めていたことも、大きかったと思います。入社後に、担当面接官と直接仕事をする機会はあまりないと分かってはいましたが、“きっと素晴らしい人が多い会社なのだろう”と思い、人の魅力も相まって、入社を決めたように思います。

ーー入社後は、どこの部署に配属されましたか?

矢津 最初の配属先は、経理部・主計グループでした。

ーー経理部だったのですね。配属先を知った時、率直にどう思いましたか?

矢津 正直、「えっ!?」と思いました(笑)。私自身、会計や簿記の知識もありませんでしたし、最初は、営業や損害サービス(保険金のお支払い)といった現場の業務を担当すると思っていましたので、自分が経理に関する業務を担当する事は、まったく想定していませんでした(笑)。

ーー経理の業務は、具体的にどのようなものでしたか?

矢津 経理部・主計グループでは、主に決算業務や自己査定、経費に関する対応を行っていました。

―当初想定していなかった経理の業務を通じて、感じたことはどのようなものでしたか?

矢津  “保険会社の本業は、保険営業や損害サービスといったイメージしやすい領域だけで成り立っているのはない”、と改めて実感しました。保険会社の収支を大雑把に分けると、「保険引受」と「資産運用」の世界があり、私は資産運用に関する決算業務を主に担当していました。保険会社は、お客様からお預かりした保険料を負債として認識し、資産運用を通じて資産・負債のバランスを適切にコントロール(これをAsset Liability Management(ALM)といいます。)することで、金利変動や為替変動などの様々な市場リスクから守っています。このコントロールは財務部門で行われるものですが、業務を通じて、保険会社の収益構造を掴む事が出来たと思います。

出向先を機に広がった自らの視点

ーー次の異動はグループ会社だったそうですね。経理部からグループ会社への出向は、ご自身の希望だったのでしょうか?

矢津 そうですね。当時の上司には、経営に関わる仕事を行いたい・更に業務の幅を広げたいと伝えていました。経理の業務を行う中で、保険会社の収益構造を掴むことが出来たので、次は会社の経営に近いところにチャレンジしたい、と思うようになった事がきっかけです。

ーー出向先での業務内容を教えて下さい。

矢津 出向先は、東京海上キャピタル(当時)というグループ子会社でした。いわゆる投資ファンドの運営会社です。ファンドを設立して投資家から募った資金を元手に、主に成長途上にある中小企業への投資を行い、投資先企業の経営に自ら入り込んで数年かけて企業価値を高めた後、上場などの手段を通じて大きなキャピタルゲインを獲得し、最終的に利益を投資家に還元するビジネスを行っていました。私はそこで経営管理をはじめ、経理、ITシステム、労務管理や法務等、コーポレート業務全般に幅広く携わらせて頂きました。 

ーーまさしく希望通りの「経営に近い幅広い業務」に携わっていたのですね。

矢津 そうなんです。また、東京海上キャピタル(当時)の社員数は20名未満で、東京海上日動の直接子会社ではありましたが、出向者は私1名、その他は全員プロパーという特殊な環境でした。
そのほとんどが他社からの転職でそれぞれ経歴の異なるメンバーであり、そういったメンバーに東京海上グループ共通の価値観を持ってもらうこと、one teamとして動いてもらうことの難しさを、身をもって体験しました。

ーーなるほど。働くメンバーも多種多様なバックグラウンドを持った方々に変わったのですね。東京海上日動の経理部で経験された業務とのギャップは感じましたか?

矢津 誤解を恐れずに言えば、経理部では特に正確性を重視してきた一方、子会社では事業スピードに合わせた判断の迅速性が重視されましたので、環境の違いに最初はだいぶ戸惑いました。半年もすれば慣れましたが、その頃から、迅速に物事が決まっていく小さな会社ならではのスピード感に魅了されていったと思います。
また、これまでは無意識のうちに経理という枠の中で物事を考える癖がついていましたが、出向先で任された業務のうち経理は一部でしかなかったこと、経営企画に携わったことで、より広い視野で考える機会が増え、業務を通じて自らの幅の広がりを実感しました。

ーー出向先ではどんな業務が記憶に残っていますか?

矢津 あげたらきりがありません(笑)。着任半年後の貸金業取扱主任者試験(合格率30%程度)を乗り越えたこと、労務管理の適切化のために社労士と協力して課題解決に臨んだこと、経理の知見を用いて資金繰りリスクを適切に管理する態勢整備を行ったこと、数年に一度のファンドレイズを前に半年間で社内システムを総入れ替えし、社内のレイアウト変更を2回経験したこと、変更したと思えばオフィス移転対応も行ったこと、最終的にはMBO対応・・・などなど、です。とにかくいろいろと経験させていただき、どれも印象に残っています(笑)。
このような印象的な経験を経て、Tokio Marine Xへの異動となりました。


前編では、これまでの過去の経験において、環境が異なることで広がった価値観や、専門性の高い領域にチャレンジする姿勢をお届けしていました♪
後編では、Tokio Marine Xにて新たな領域にチャレンジしている“現在”と、今後実現していきたい“未来”について迫っていきます!お楽しみに♪

▼後編はこちらからご覧ください♪


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