ゴミを出した。

昨夜の20時頃に現在MLBで活躍中の大谷さんの動画を見ながら寝落ちしてしまった。起きたのは朝の5時。起きるや否やネットサーフィン。大谷さんの才能に嫉妬しながらも自分は何も努力をしていない。気持ちはある。何かに挑戦したりガツガツと何かに取り組みたいという気持ちは。

自己肯定感が低い自分が動き出したのは起きてから2時間経ってからのこと。そういえばと溜まっていたゴミを出しに行った。50mくらいの距離にゴミステーションがある。少し遠い。寝起きの脂がかった顔にぼさぼさの頭、パジャマ姿にパーカーを着て嫌々外に出た。

室内から見たら曇ってるだけに見えたが外に出たら雨が降っていた。不快感はなく気持ちよかった。身も心も汚い自分が雨に打たれるのは中和されてる感じがした。努力はしたくないけど自由になりたいという夢だけを語り行動しない自分が醜くてしょうがない。

努力をすればいいのだけどやりたいこともない。

「自分に才能があればなぁ…」

と本気で思う。

最近はずっと自分にはどんな才能があるのだろうかと考えている。音楽やスポーツ、ビジネスやアートなど自分は何をやってもだめだ。特別好きでもないのに努力なんてできるわけがない。いや、やってもいないのにそんなことを言うなと思うかもしれないが実は音楽もスポーツもビジネスもやったのだ。絵を描くなどのアートだけは気が向かないが。

音楽はギターをやった。16歳の頃だ。見事に続かなかった。それでも半年くらいかな、今でも埃がかぶったまま置いてある。スポーツに関してはずっと野球をやっていた。高1で体罰が原因で辞めてしまったがそこそこはうまかった。ビジネスはインターネットでコンテンツを作って販売していた。最高月収は25万円くらい。

最高月収25万円は才能がありそうな感じもするがあくまでも最高月収なので時には4万円とか、売上が無い月もあった。自分には才能がない。才能があれば今の時点でとっくに花が咲いてるはずだ、そんな風に思って生きることをハードに感じては才能がある人に嫉妬している。

例えば俳優の菅田将暉なんかは演技だけでなく歌にファッションにと何をやっても凄い。生まれつきの天才だろう。例えばお笑い芸人の西野亮廣もお笑いで売れてるにも関わらず絵本作家として活動し、ニューヨークなどでも個展を成功させている。ピースの又吉直樹も芥川賞を受賞し映画にもなった。

わけがわからない。

自分だって努力してきたはずだ。バイトを掛け持ちしながら帰りに飯を決めてコンビニで一瞬で飯を買い、常に勉強しながら飯を食ってきた。俺がやってきたことは無駄だったのか、客観的に見ればそんなことないことはわかってる。だけど次に行く気力が起きない。自分の中であんなにやったのになんで結果が出ないんだ。一銭にもなってないじゃないか。

自由を求めてるはずなのに年々遠ざかっていく。絶望だ。

自分に何か一つだけでも才能があればとつくづく思う。

でもわかってることがある。今の自分ではどんな才能が与えられてもきっとまた「才能が無いやつには理解できないつらさがある」なんてことを言うだろう。どこまでも惨めなやつだ。ずっとないものねだり。今存在している幸福に一生気づけないまま死んでいく本当に哀れで愚かな人間だ。

思ったことがある。確かに自分には才能が無い。努力をしたって恐らく成功しない。大金を得ることもなければ自由に生きることもできないだろう。だけど楽しく生きることはできそうだ。退屈なことをしないことはできそうだ。ほどほどに金を稼いでたまに旅行に行って好きなスポーツ見に行ったり時にはギャンブルをしたりそんな日々でもまだ楽しく感じることができる。つらいことを忘れることができる。

このnoteだって完全に趣味だ。友達もいない彼女もいないから、世間に自分の嘆きに付き合ってもらってるだけのことだ。どこまでもクズでわがままな生き方になってしまったけどどうせ死ぬんだよ。

まあしょーがないね