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惑星と惑星の話

流れるように
彷徨うように
僕らは生きている

地球が出来てどのくらいが経つか

どういうわけか地球という謎の星に
惹かれる光達が多くいる

冒険の様なものなのだろうか
人生と言われる様々な事柄を
どうやら味わっているらしい

この星は矛盾そのものであろう
絶対がないこの星の中で
絶対を探す人間の飽くなき欲望による探求

ある人達がいう
本質と呼ばれるものがこの星にはあって
こうすればこうなるという法則があると

知らぬ人はそれに乗り
その法則を宝物のように握りしめて生きる

法則は多様に渡る
宗教と呼ばれるものもその内だ
最近では宇宙の云々というものもあるらしい

この星の人間という生命体は
混沌とした矛盾の中、安心を探し彷徨う

矛盾はこの星のみならず
この星の生命体そのものもだ

そもそもこの星と生命体は
矛盾そのものなのにも関わらず
絶対を追い求めるのだ

ただこの生命体のこの矛盾すらも
この星の特性とも呼べる

絶対はない。ただ在るのだ

他の星を見た時に地球は特異だ
他の星には価値交換の概念がない

【ない】は【ある】に
【ある】は【ない】になるだけ
分け隔てなく分け合う

そもそも【あるない】の概念すら薄い
所有の概念がないからだ
ただ在る喜びがあるだけなのだ

在る喜びを
ただただ分け合う
その喜びの循環が至極当たり前なのだ

他の星は言う
なぜ地球はこんなに当たり前のことを
しないのだろうか

矛盾とはそんなに面白いものなのか

他の星達に住む者達は考える
地球とはどんなものなのか
矛盾の先に何が在るのか

そもそも矛盾とは…
自ずとそそられる興味と関心
それを体験したいというものは地球へ向かった

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