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『極上の軟禁体験!』 一級建築士が体験した「ザ・リッツ・カールトン沖縄」

こんにちは!
感性を育てる建築家、一休さんと申します。



先日、自身の感性磨きのために沖縄へ行ってまいりました。

今回特に話したい内容は「ザ・リッツ・カールトン沖縄」についてのご紹介。

普段、僕は自分の感性が強く刺激される【知る人ぞ知る建築】に行き、自身の感性を磨きつつ、皆様にその一級建築士目線での本質情報の提供をしております。

旅の目的は下記のツイートをご参照ください。

多くの人が知っている「ザ・リッツ・カールトン」は一般の方でも体験された話しが多く、わざわざ自分がお伝えする必要性がないのでは??

と考えずっと行きませんでしたが行ってみて気づき発見が多かったため、改めて記事にまとめようと思いました。


そもそも「ザ・リッツ・カールトン」とは

ザ・リッツ・カールトン は、アメリカのマリーランド州に本拠地を置くマリオット・インターナショナルが世界規模でチェーンを展開しているホテルブランドのことを指します。マリオット・インターナショナルに属している他のブランドとは一線を画した運営を行っているのが特徴です。日本での第1号ホテルは1997年の「ザ・リッツ・カールトン大阪」が初で、現在はその他、東京、日光、京都、ニセコ(計6ヶ所)が営業しており、6月には福岡の開業が予定されています。
今回行った沖縄はリッツの日本での3店舗目です。

沖縄の空間について

これが沖縄のリッツの全体像です。
引きで見るとかなりのデカさを感じますよね。
まるでお城のような存在感を備えてます。

どうやらもともとは喜瀬別邸というリゾートホテルだった建物をそのまま採用しているとのこと。
もともとリッツは従来からある由緒ある建物を利用したり、新規の高層ビルにテナントとして入居する方法をよく取ります。
そのため建築空間をそのままブランドイメージに寄せたりすることにはあまり興味がないらしい。

ホテル内部に行くと

まるで低層階に来たような錯覚が起きる空間に迎え入れられます。

古き良き沖縄の民家を並べたようなデザイン。

水の流れる音が心を癒してくれます。

民族衣装を着て三味線を弾く沖縄を感じさせてくれるスタッフも居ます。沖縄に来てからというもの、音楽で沖縄らしさを感じたのは初かもしれません。

受付を待ってる間、珈琲とちんすこうを頂いたが非常に美味しかった。

部屋タイプ

ザ・リッツカールトン沖縄には6つの客室タイプがあります。

  • デラックスルーム
    (ツイン・キング)54室45平米

  • ベイデラックスルーム
    (ツイン・キング)24室45平米

  • プレミアデラックスルーム
    (ツイン・キング)9室58平米

  • カバナルーム(ツイン)8室45平米

  • プレジデンシャルスイート1室105平米

  • ザ・リッツ・カールトンスイート1室105平米

ランクアップすると高層階からの景色が楽しめるベイデラックスルームや、リゾートステイ感が味わえるカバナルームなどを選べます。

今回デラックスルームを予約し、アップグレードなるかと思ったのですが、直前に予約したこともあってベイデラックスルームは満室とのこと。

とは言えデラックスルームもすごかった

ゴルフ場+奥に海が望めるバスルーム


ゴルフ場+奥に海が望めるベッドルーム


夜景

↗より臨場感を感じられます

ラウンジ空間

「ゴージャス空間で最高でした」という感想は1ミリも求められていないであろうことは容易に想像がつくのでここからはもう少し深くここから得た気づき(人間の感覚について)を言語化していきます。

想像力スイッチOFF

沖縄に限らないと思いますが、ザ・リッツ・カールトンのスゴイところはまずその世界観にあります。その他の世界との関係性を断って独自の世界を作り上げていく点が圧倒的です。

普段、僕がオススメするような空間は”想像力が自然と働く空間”のことを指しますが、今回はなんとその真逆!想像力が殆ど働きません。

良くも悪くも王様気分を味わうために用意された場所なので、ここに来ると正直”僕は何もする気が起きません”でした。仕事に集中したい、あるいはアクティブに何かをしたいというよりただただまったり時間を過ごすだけ。ナマケモノになることを嫌う僕ですが、ここではむしろ積極的にナマケモノになっていきます。

まさにこんな感じ

置かれている物を見てみると、、お部屋の水、ビーチサンダルなど、そのどれにも「ザ・リッツ・カールトン」の名前を入れる徹底ぶりに驚きます。

奥の缶がリッツの水

例えば普通のホテルだと水は「沖縄のおいしい水」みたいな500mlのペットボトルを置いていたりいますが、これを置いてしまうと世界観が壊れてしまい、ザ・リッツ・カールトン以外の世界のことを想像させてしまいます。

なので余程のことがない限りは基本、自社製品。「ザ・リッツ・カールトン」のブランドネームを入れるのです。※トイレのTOTOなどはさすがに別

そして立地も素晴らしい。

「あれ?けっこう内陸じゃね?」

そう思う人も多いと思います!
沖縄の多くのホテルは「沖縄のきれいな海」という豊かな環境が最上のコンテンツとわかっているので海沿いにホテルを建てますが、リッツは違います。なんと小高い山の上という沖縄の環境とは真逆の場所を選んでいます。こうすることによってリッツに居る際は沖縄にあるような日常の情報(波の音、海で遊ぶ人、沖縄の地元民など)が殆ど入ってこないのです。

世界観の徹底追及に恐れ入ります。

「想像力が働かないと何が良いのでしょうか?」

そんな質問が聞こえてきそうなのでちゃんとお答えしていきましょう。
そもそもがザ・リッツ・カールトンに来るお客さまはハイエンド層、つまり経営者だったり仕事でも重役についている人が多いかと思います。

こういった方々は想像力が豊かなので、普段から脳を酷使しています。要はナチュラルに頭を使ってしまうのです。ましてやスマートフォンやパソコンが発達した時代、どこに居ても日常(あるいは仕事)と繋がることが出来るのです。

そんな中でも気が付いたら脳のスイッチがOFFに出来るような空間があれば行きたくなりません?
そう、だからハイエンド層に深く気に入られるのです。こんな徹底された非日常を味わえる空間はほとんどありませんからね。

また部屋にグレードを設けることでより強い権威性を獲得したいという欲求に駆られるのが実に見事です。朝食会場すらVIPとそれ以外では分けられていました。「次こそはもっと上の位に、、、、ぐぬぬぬ!」なんて欲求を駆り立ててくれます。

色々な発見を僕に与えてくれたザ・リッツ・カールトンを一言で表すならば

「豪華な幽閉空間」に軟禁されに行くという感じです。

自ら臨んで軟禁されに行くという稀有な場所。多くのハイエンド層の方々を虜にするのも納得です。大変すばらしい体験でした。

リッツの真の良さを味わうために

「そんなことを知らなくても別に行くだけで楽しいじゃん。」

なんて意見があるのも重々承知しています。
しかし僕はどうせ一つのことを味わうんだったら何倍も味わい尽くしたいという欲が強いです。じゃあどうやって味わい尽くすのか。

その方法は”対極にあるもの”を味わうことです。

人は”変化量によってしか物事を感じることができません”。
つまり変化量が大きくなればなるほど、振れ幅が大きくなり、モノを深く味わうことが出来るのです。そして

「豪華」の対極にあるモノは「簡素」

つまりリッツカールトンのような豪華な”本当に上質な空間を味わい尽くす”ためには対極にある簡素な「侘び寂びが効いた空間」を知る必要があります。

わかりやすい例で言うと茶室でしょう。

国宝「妙喜庵待庵」

茶室を体験した方が良いと言ってるわけではなく、日本には侘び寂びが効いた上質な空間がホテルでも旅館でも沢山あります。教養が必要なので良さをわかるための参入障壁は高いですが、わかるようになると世界の広さ、豊かさをより深いレベルで実感でき、

あなたの家は勝手にオシャレになっていきます!

これをわかってこそ「違いがわかる男」なのです。

ネスカフェのこのCM、1970年からずっとこのフレーズ使ってるの知ってました?

僕は普段こういった「侘び寂びが効いた空間」を日常的に味わっているので今回、リッツという対極にあるモノの価値を捉えることが出来ました。

「豪華」は「簡素」があるから豪華だし、
「簡素」は「豪華」があるから簡素なのです。

どちらが良い悪いではありません。両方あるから価値が生まれるのです。
本当の心地よさをより深く味わうために僕はまた足を運ぶでしょう。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
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