人生七転び八起き 現在たぶん三転び目

2019年5月末をもって会社を辞することになり、6月19日現在妻子持ちながら33歳にして無職になったダイキです。以後お見知りおきをお願いします。
タイトルの意味はご理解いただけたかと思います。
ただいま現在進行形で盛大にすっころんでいる最中です。

もちろん人間が転ぶには理由がある訳で、石に蹴躓いたとか、誰かに足を引っかけられたとか、小銭が落ちているのが見えたからこけたふりをして拾おうとしたとか色々あります。
一転び目と二転び目は学生時代の話だし、おおむね自業自得で、しかもすでに終わった話なのでここでは置いておいて、三転び目の理由と今後どうやって起き上がっていくつもりかの話をして自己紹介に代えたいと思います。

①転んだ理由

二転び目の影響で紆余曲折ありつつ、ハロワの既卒トライアル制度を利用し、晴れて会社員となったのがおよそ9年前の話になります。
上司に恵まれ、順調に仕事をこなし、ある種の出世コースでもある組合の長となり、その一年後実際に主任になりました。
私生活においては、結婚し子どもも生まれ、漠然と自分はこのまま会社で定年まで働くのだろうなと考え、昔の夢はそっと忘れようとしました。
少々の寂しさはありましたが、妻子の顔を見ると別につらくはなりませんでした。

しかし、ある日起きた天災で会社は深刻なダメージを受けました。さらにその混乱の最中、私自身も大変お世話になっていた上司が急逝されました。
そしてこれらの出来事とその他の様々な要因が絡み合い、社内の派閥争いが激化したのです。

私は当時の立場上、派閥争いの中心に立つことになりました。現在進行形の話でもあり当事者に差し障りがあるため、残念ながら私自身は辞職したとは言え詳細はまだ語れません。
しかし、そのごたごたの中で会社、及び社員の、そしてもちろん自身のためになる選択をしようと必死にもがいていたのは事実です。
結果は散々なものでしたが。

バラエティ番組でたまに見かけるゲームに、どんどん大きく膨らんでいく風船をクイズに答えられたら隣の人に渡していき、破裂した時点で風船を持っていた人が負けというものがあります。
このゲームでは対処できない負け筋というものがあって、渡された時点で風船が限界ギリギリであり、例えクイズの答えが分かっていたとしても答えるまでの数秒で爆発してしまい負けるというものがあります。
何が言いたいのかというと、私が巻き込まれたのがそういう類のゲームで、バトンを渡された時点ですでに負けが確定しているという性質のものでした。

どう選んでも詰んでるという状況下にあることを自覚するのは、非常に精神に負荷がかかるということをその時初めて知りました。
あるいは自分が組織の一部ではなく、経営者側なら何とか出来た可能性はありました。しかしそれも無意味な仮定です。

この一連の流れで心身ともに疲れ切り、そして仮に石にかじりつくようにして職場に残っていたとしても先の展望がないことは明白だったため退職を決意しました。


②地面でもがく

転職先を決めてから退職をする余裕がなかったため、退職願を提出してから自身の身の振り方を決めることになりました。
同業他社に行くのは諸般の事情から難しく、会社に入社以来ほとんど事務職経験しかなく、年齢も30歳を越しているため転職は厳しくなると容易に想像がつきました。
もしくは単に誰かの小銭稼ぎや面子なんかに自分の人生は簡単に左右されるという事実に、今更になって怖くなったから理由をつけて、転職に踏み出せなかっただけなのかもしれません。

もし自分が独身であったなら、しばらく充電期間をおいて旅にでも出ていたかもしれません。
しかし、自分には妻と幼い娘がいます。
何とか立ち上がらねばなりませんでした。
でもどうやって?

そこで半ば現実逃避気味に、何か良い案はないかと仕事帰りにフラフラと書店へ行って見つけたのが、えらいてんちょう氏の「しょぼい起業で生きていく」という本でした。
今まで起業というと、漠然と資金を8桁万円程度は集め、綿密な事業プランを練り、儲けようと確固たる想いを持って行うという印象しかありませんでした。
しかし本では、生きていくことを目的としたしょぼい起業のやり方が書かれており、その内容に目から鱗が落ちたような、蒙が啓けたようなすっきりした気分になりました。

起業は選ばれし者に許されたものなんかじゃない。自分だって挑戦してもいいんだというのが、今の私を突き動かす想いです。
そしてその昔、好きな日本酒やそれにあったおつまみを出す店をして、日本酒の魅力を広めたいという夢があったことを思い出して、やりたいことも見つけることが出来ました。
ここ数か月泥中でもがいている気分でしたが、ようやく立ち上がることができそうです。


③起きるために手をつく

兵庫県神戸市三宮。
そこで日本酒バーをします。
昔から酒が好きで、中でも日本酒には思い入れが深いため、その魅力をできるだけ多くの人と共有したいのです。
日本のお酒を愛する方が集まる場所を作っていきたいと思います。

とは言え、まだ店舗は正式に契約しておらず仮押さえ中です。
起き上がるために手をついた程度の状況のため、これからどのような困難が待ち構えているかは、正直なところ想像がついてはいません。
たぶん、どこかでまたこけそうな気もするけど、その時は再び起き上がる所存です。

これからも色々と情報を発信していきたいと思っています。
少しでも興味を持っていただけると幸いです。
今後ともどうか宜しくお願いします。

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