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「M3チップ」搭載MacBook Airの「M2」からの進化:本当に買い替えは必要?詳細を羅列。

以下「M3 Macbook Air」の情報を簡潔に並べています。買い替えの参考になれば幸いです。

M3チップの性能:M1/M2との比較
M3チップは、5nmプロセスから3nmプロセスへと製造プロセスが微細化され、CPU/GPU/Neural Engineの性能が向上しています。この「微細化」により、チップはより高い性能と消費電力の低下を求めることができます。しかし、結果は「ベンチマーク」や使っている時の快適度に反映されますので、テック知識に興味のない方は特に気にする点ではありません。

CPU性能 M2チップとの比較 (Geekbench 6)

  • シングルコア性能:約19%向上 (例:Webブラウジング、書類作成、メールチェックなどの軽作業がより快適に)

  • マルチコア性能:約17%向上 (例:動画編集、写真編集、音楽制作などのクリエイティブワークがよりスピーディーに)

M2からくらべるとまた1段階進化できたな。というところでしょうか。世界最速をまた更新した3nmプロセスでのM3チップのシングルコア性能は魅力的。しかし多くは求められません。M2からの買い替えははっきり言って無意味でしょう。M2チップで辛い作業は、M3チップに変えても解消できません。

GPU性能

Geekbench 6 metal では同じコア数の場合はスコアには残念ながらあまり差はみられない。

M3 (10コア)とM2 (8コア)の比較
M3とM2 10コア同士の比較


もう少しGPU性能のテストをみていくと、3D Marl wild Life であれば大きなたしかなGPU性能の差が見れた。

この結果はどのように考えたらいいのか?おそらくは「Dynaic chasing」による処理性能の効率化により、ゲーム性能が上がったと考えれるのではないでしょうか。

  • グラフィックス性能向上: (例:3Dゲーム、VR/ARコンテンツ、高解像度動画の編集がよりスムーズに)

  • メディアエンジン性能向上: (例:ビデオエンコード/デコード速度が向上し、動画編集や配信がより効率的に)

GPU性能はWindowsであれはゲームだけど、Macの場合はそのほとんどがクリエイティブ作業アプリ。なるべくApple製のソフトを使ってあげて、快適なクリエイティブ環境を手に入れてたいところ。

Neural Engine性能

  • 機械学習処理速度:約15%向上 (例:画像認識、音声認識、機械翻訳などの処理速度が向上し、AIを活用したアプリがより快適に)

M3チップ搭載MacBook Airのメリット

  • 処理速度が向上 (例:動画編集書き出し時間が短縮、重いアプリの作業がそれなりに速くなる)

  • クリエイティブワークにも最適 (例:それなりの高負荷な作業も小さいモバイルPCで可能)

  • 長時間バッテリー駆動 (例:最大18時間駆動で外出先でも安心)

  • 静音性 (例:ファンレス設計で静かな動作 注:ピーク時の発熱に注目したい。まだ検証されていないので今後の情報がほしい)

M3チップ搭載MacBook Airのデメリット

  • 価格:M2チップ搭載モデルより16,000円高くなる。

  • メモリ8GBモデルはレイトレーシング使用に問題も報告されてる (レイトレーシング機能を利用するにはメモリ16GB以上が必要だと思った方が無難。)

M3チップ搭載MacBook Air、買い替えは必要?

  • M1チップ搭載MacBook Airユーザー

    • 動画編集や3Dレンダリングなどの負荷の高い作業を行う場合は買い替えを検討すれば、少しラグさがマシになるかもしれない。それでもやはりラグいレベルの作業では上位のPro / Maxチップを検討してほしい。

    • 軽作業メインの場合は買い替えは不要

  • M2チップ搭載MacBook Airユーザー

    • 現時点では買い替えは不要だと思います。

M3チップ搭載MacBook Airの詳細情報

  • デザイン:M2チップ搭載モデルとほぼ同じ

    • 洗練されたユニボディデザイン

    • 豊富なカラーバリエーション(これはお好み。自分はブラックが好きです。でもシルバーの方がMacっぽい?)

  • ディスプレイ:13.6インチLiquid Retinaディスプレイ

    • 鮮明な映像表現

    • True Toneテクノロジー搭載

  • スピーカー:4つのスピーカーシステム

    • 迫力のあるサウンド

    • 空間オーディオに対応

  • マイク:3マイクアレイ

    • クリアな音声録音

    • ノイズキャンセリング機能搭載

  • キーボード:Magic Keyboard

    • 快適なタイピング

    • バックライト搭載

  • トラックパッド:Force Touchトラックパッド

    • 精細な操作

    • マルチジェスチャーに対応

  • 接続端子:MagSafe 3、Thunderbolt 4ポート2つ、3.5mmジャック

    • 高速データ転送

    • 豊富な接続オプション

  • 重量:約1.24kg

    • 持ち運びに便利な軽量設計

  • バッテリー駆動時間:最大18時間

    • 1日中使える長時間バッテリー

M3チップ搭載MacBook Airの購入を検討している方へ
M3チップ搭載MacBook Airは、処理速度がまた向上し、クリエイティブワークにも最適なモデルです。価格は以前のモデルから据え置きですが、メモリ8GBモデルはレイトレーシング使用に懸念など、デメリットも存在します。
買い替えを検討する際は、自身の使用用途や予算を考慮し、メリットとデメリットを比較検討することをおすすめします。


ここからは感想をアレコレ語ってみる
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とまあ、M3チップに買い替えはどうだろうと考えてみる。もちろんそれぞれの考えから、最新世代を常に追い求めたいという方もいらしゃると思いますが、はやりM2からの買い替えはまったくもって勿体無い。という感想です。

GPU の性能がかなり向上しているような結果を出していたり、ベンチマークによってては様々だが、その理由はやりダイナミックキャッシングなどの新しい機能の追加によるものだったり、レイトレがオンになっている時とオフになっているときは全く違うマシンになる。 なので、 単に大幅にスコアが上がっているベンチマークなどを見て期待しすぎてしまうと、自分の環境ではそれほど性能が上がらないなんてことにもなってしまう。

ポイントははやり16GBメモリへのアップグレードで、M3世代ではとくに8GBでは機能が追加された結果、足を引っ張られるといったろところ。M2モデルが安く手に入る今であれば、M2とメモリ16GBの構成の方が確実にいい。2024年にメモリ8GBはさすがのMacでも厳しくなってきた感が否めないので、はやりメモリ16GBで比較をして、いい買い物をしましょう。


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