清澄白河にある製版会社、特殊阿部製版所です。

カタチがあるものを売っている方には馴染み深い単語だと思いますが、
今回は〔 最低ロット数 〕についてのおはなしです。

最低ロット数はなぜ設けられてるの？

一般的に〔 最低ロット数 〕とは同じ条件のもとに製造する製品の、
生産／出荷の最小単位のことをいいます

ちなみに、弊社では最低ロット数を設けておりません。
つまり1個から印刷が可能なので、
あえていうなら、最低ロット数は1個になります。

しかしなぜ、最低ロット数が設けられているのでしょうか。

それは〔 利益確保 〕のためです。

小ロットでは赤字になってしまう

パッド印刷などのいわゆる 版がある印刷 の場合、
デザイン入稿→データ作成→製版→準備＆セッティング→印刷
と、ざっくりですがこのような工程があります。

このなかで大変かつ時間がかかるのは
〔 準備＆セッティング 〕なんですね。

版やインキ、印刷するものをセットし、
位置決めするという工程がいちばん手間なんです。

印刷はパートさんが担当するけれど、
このセッティングは熟練のスタッフさんが行う、
という会社さんもたくさんあります。

なので〔 1個だけ印刷 〕というのは、
人件費だけ余分にかかってしまって、利益率が低いんですね。
単価を高くしたとしても割に合わない、というのがほとんどです。

また、大きな印刷機を持っている会社さんほど、
年間および月間の機械稼働率（操業度、ともいいます）
が決められていますので、小ロットの案件ばかりやっていると、
機械の稼働停止時間が長く、予定稼働時間を下回ってしまうんですね。

なので会社さんによっては、
「最低ロットはn,000個からです」
ということになるんです。

弊社では1個から印刷が可能です！

でも、新商品を開発したり、
新しくお店をオープンしたりする際、

「最低ロット数は1,000個です」といわれると、
なかなか発注しづらいですよね
（在庫を置く倉庫もないしそんなにすぐ売れるかもわからないし…）。

弊社では1個はもちろん、
10個～100個程度の小ロットをお受けすることも可能です。

サンプル品などのご利用もOKです。
専任スタッフがお客さまが使用想定されているシーンをヒアリングし、
最適な印刷方法をご提案させていただきます。

どうぞお気軽にお問い合わせください。