SESでハズレ案件を抜け出せない理由と抜け出す方法

※2023年11月18日加筆修正しました

SESを辞めたいと思っている人、多いですよね。
プログラミングをやらせてもらえず、スキルがつかない誰にでもできる案件から抜け出せないからですよね。
今回は「ハズレ案件を抜け出せない理由」と「ハズレ案件を抜け出す方法」
を解説していこうと思います。

ハズレ案件を抜け出せない理由1. 会社に案件がないから

SES企業が抱えている案件がそもそも少なくて、案件のスイッチが不可能なケースです。
特に創業まもないSES企業は、案件をほとんど抱えていません。
案件を抱えていたとしても、数も少なければ、質も悪いのです。
社内に優良な案件がないんですよね。
規模の小さいSES企業だと、案件を持っていたとしても、せいぜい4次請け5次請けくらいの案件しかありません。
1次請けの案件、いわゆるプライム案件は皆無です。
会社に案件がないため、ハズレ案件からスイッチできないのです。

余談ですが、営業の間では案件メールというものが飛び交っています。
自力で営業するのではなく、営業が案件を紹介しまくっているスキームがあるのです。
その中から案件を獲得するのです。
当然、競争過多になり、スキルのあるエンジニアに奪われます。
そしてそういった案件においしい案件はあまりありません。
つまりハズレ案件の確率が高いんですよね。
自分たちの足で営業できないと、優良案件は獲得できません。

ハズレ案件を抜け出せない理由2. エンジニア自身にスキルがないから

理由1の『会社に代替案件がない』とも関係します。
抜け出したいと思っているエンジニアは、ほとんどの場合スキル不足です。

  1. スキル不足のため、スキル不足でもOKな案件に入る

  2. スキル不足OKの仕事のためスキルがつかない

  3. エンジニア自身のスキルが上がらない

  4. 案件を変えようと思っても、スキル不足なので案件が見つからない

以下ループ。。。
要するに、抜け出したいと思える現場にしかいけないし、抜け出そうと思ってもスキル不足で次が見つからないため、優良な案件に入れないということです。
この悪循環を解決するには、エンジニア自身がスキルアップするしかありません。
少しでもいい案件にアサインできるようスキルアップするしかありません。

ちなみに、ロースキルの人間でもアサインできる案件は、SIer系の案件かつ誰でもできるような雑務であることが多いです。
家電量販店の販売員みたいな仕事にアサインさせられたら即会社をやめましょう。
そこはあなたがいるべき会社ではないはずです。

ハズレ案件を抜け出す方法

結論は「実力を評価してもらい開発に携わることができるよう努力する」です。

例えば、今の現場でテスターとしてアサインされたとします。
というのも、駆け出しのときはテスターとしてアサインされることが多いからです。
テスターは、テスト設計書を作ったりします。
Excelにスクリーンキャプチャをエビデンスとしてペタペタ貼る仕事もあるでしょう。
まさにExcel職人です。
しかし、腐らないでください。
そこで頑張りを評価してもらうのです。
そして開発がしたい旨を現場のリーダーに伝えてください。
テスターの経験は、開発フェーズに活かすことができます。
あなたがやっていることは、全てムダにはなりません。
テスターを経験後、開発フェーズに上げてくれる現場は一定数あります。
テストより開発の方がおもしろいことを、現場の人たちも知っているからです。
まったく開発をさせてもらえない雰囲気であれば、現場を変えてもらいましょう。
変更できない場合は、3ヶ月スパンでガマンするしかないです。
どうせいきなり辞められないので。
できれば事前面談で経験を積めば開発に回れるか聞いておきましょう。
開発の経験を少しでも積むことができればこっちのものです。
テストしかやっていない人間と、少しでも開発をかじっている人間では雲泥の差があります。
次から開発の案件にアサインすることができるようになるでしょう。

販売員にアサインされていた場合は、入る会社を間違えています。
優良案件がない会社なので、今すぐ転職してください。
時間の無駄です。

まとめ:SESでハズレ案件を抜け出すために

やはりハズレ現場の中であれこれ工夫して開発にあげてもらうようひたすら努力するしかないんですよね。
自分でリーダーにも直接交渉していく。
もし全く開発がやらせてもらえないようであれば、さっさと身を引く。

それとSIerとWebはまったく別の業界だと思った方がいいです。
文化も何もかも違うので。
SESで運良くWeb系寄りの会社にもいけたりします。
そういった人は、成りたいエンジニア像を歩んでいる人かなと思います。
駆け出しの多くは、SIerを目指してエンジニアになりたいわけではないと思います。
開発実務経験を積んで、Web系にいけるようにがんばりましょう。

SESのメリットを書いた記事もご覧ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?