AIによってプログラマーの仕事は奪われるのか?

結論、しばらくは奪われない。

よくプログラマーはAIに取って代わると言われる。
たぶん、ゆくゆくはそうなるんじゃないかと思う。
でもプログラマーより早く、取って代わる仕事の方がごまんとある。
幸いにして?日本は労働生産性が低い国家なので、AIを導入して効率化しよう!という動きはものすごく遅いと予想している。
実際、遅い。
現にChatGPTやGithub Copilotを取り入れていないITの現場はかなりある。
セキュリティリスクを恐れているからだ。

ChatGPTについて考える

知り合いのエンジニアは、『ChatGPTに任せるとプログラムが書けなくなるような気がして使っていない』と言っていた。
実際に使ってもらったところ、その認識は無くなったようだ。
もし『ChatGPTに任せるとプログラムが書けなくなる』と考えているエンジニアがいたら、それは本当にセンスがないことだ。
ChatGPTを使いまくっていた自分は、その言葉に驚いたと同時にがっかりもした。
まさかそんなこという人がいるのだ、と。
さすがにもうこんなこと言う人はいないよな、、、

AIは本当に正しいのか

ChatGPTを使ったことがある人ならわかると思う。
ChatGPTはものすごく業務を助けてくれるものだ。
と、同時にAIが出してくれた答えは的外れな時もある。
人間はAIが提案してくれた回答の正誤ジャッジをしなければならない。
例えば、プログラマーに関していうと、AIはソースコードをものすごい早さで提案してくれる。
だが、微妙に間違っているソースコードを提案される時もある。
間違っていることがわかるかわからないか、の正誤ジャッジができる知識が必要なのだ。

もちろん、AIがより進化して、間違いがほとんどない時代はくるかもしれない。
だが現状まだまだ間違いはある。
そして、間違ったAIのソースコードを使う人間に責任がくる。
最終的にケツを拭くのは人間なのだ。
なぜならAIは責任を取ってくれないからだ。
AIが責任を取る時代は、いまのところ想像できない。
それはもう人間社会ではなく、AI社会だ。

AIを嫌うのではなくAIと共存する

ちなみに、エンジニア(プログラマー)の観点からいくと、ChatGPTを使うようになって明らかに業務効率が上がった。
そもそも、自分の知識の引き出しにないことをレコメンドしてくれたりする。
自身のエンジニアとしての未熟さといえばそれまでなのだが、心当たりのあるエンジニアもいるのではないだろうか。
AIに仕事を奪われることを考えるのではなく、うまく使って共存することを考えよう。
そして、プログラマーの仕事はなくなる、と言っている人たちの仕事を無くすのは、プログラマーの役目だ。
プログラマーの仕事がなくなるのは、そのあとでいい。
世の中がもっと便利になるように頑張ろうな。

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