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隠れた名作漫画「あやかし堂のホウライ」をあなたは知っていますか?

作品としては名作なのに知名度が低くて埋もれた状態になっている・・・そういう漫画は色々あります。

その中の一つとして金田達也さんの「あやかし堂のホウライ」という作品があり、是非一人でも多くの人にこの漫画を知ってもらいたい。


(私にとって本当に宝物のような漫画「あやかし堂のホウライ」 )

この「あやかし堂のホウライ」は、全三巻で終わる漫画ながらも、ラストシーンもしっかり描かれて物語が終わっていて、非常に読後感の良い作品となっています。

三巻で終わる漫画はたいていは打ち切り的に物語が終わっているのが多いですが、この漫画の場合はそうではありません。
実際に読むと「え?三巻なのにこんなきっちり物語を締め切っているの?」とかなり驚かされるのではないでしょうか。

1巻から始まった小学生の女の子アヤカと、ひねくれ者の少年仙人ホウライ、この二人を軸とした物語は一つ一つのエピソードで丁寧に語られていきながら、やがて最終巻で大きく物語が動きだしその結末を迎えます。

主人公のアヤカは熱くてひたむきな心を持っています。
そのアヤカの言動にも心動かされる人は多いでしょう。
「少年漫画はかくあるべし」と言うほど、キャラの熱さに読んでて心打たれてしまいます。

漫画を描いている人で「自分で良質な少年漫画を描きたい」と思う人は、この漫画は是非読んでおくのをおすすめします。
少年漫画のお手本的な熱い物語展開とキャラ造詣になっています。


この作品は「うしおととら」や「からくりサーカス」やその他の作品を生み出してきた藤田和日郎さんが原案(原作ではなく原案)を考え、それを元に藤田さんの元で長年アシスタントをしていた金田さんが全身全霊をもって話と絵を作り上げた漫画です。

藤田さんゆずりの妖怪のいるおどろおどろしい世界観と、少年漫画的な熱い物語展開が楽しめて、たった三巻で終わる漫画ですがこの作品は本当におすすめです。
今はkindleでも出ているので、興味を持たれた方は是非読んでみてください。

良質な映画やドラマを観終わった時に味わえるような、陶酔を感じるようなあの素晴らしい読後感がこの漫画を読み終わった時に味わえるでしょう。

この漫画は全三巻なのに記憶に残る名シーンがいくつもあり、またラストシーンは何度読み返しても背筋がぞわっとするほど素晴らしい。

<読んで気にいった人も、この漫画を是非他の人に紹介してもらいたい>

もしyoutubeで漫画の紹介動画などをアップロードしている方や、それなりにフォロワーがいる方でSNSやサイトで漫画の紹介をされている方は、この漫画を読み終わって「めっちゃ良かった!!」「こんな素晴らしい漫画があったのか!!」と思ったら、ご自身でも他の方へこの漫画を紹介されてみてください。
(これから読む人のために最後らへんのネタバレはくれぐれもしないようお願いします)


このあやかし堂のホウライで金田達也さんの作品にはまった方は、「キミタカの当破」や「サムライ・ラガッツィ」や短編集などにも手を出してみるのをおすすめします。
これらも少年漫画ならではの熱いキャラと物語が楽しめてかなりおすすめです。