ソースのパックで売れ行きを増やす(ベビーカステラ、瓦煎餅、どら焼き他)

以前から思っていた事ではあるが、祭の屋台のベビーカステラだったり、その場で焼いてくれる瓦煎餅(あの甘い煎餅)、あるいは和菓子専門店で買えるどら焼きなどについては、「ソースのパックでベーシックの味とは違う味も楽しめる」みたいな事をしたらより客が増える事になると思う。

スーパーで売っている寿司に付いているような醤油のパックと同じ感じで、オレンジソースのパックやブルーベリー、ストロベリー、バニラ、チョコその他色々なソースパックのいずれかを一つ選べるという感じ。
たとえば屋台でベビーカステラを買う時、今まで同様のタイプはプレーンとして600円くらい(小サイズ)で販売し、ソースパックが一つ付いた物は630円くらいで販売する。
客は注文時に「ブルーベリーソース付のをお願いします」みたいに注文するという感じだ。

こうすれば最初はそのままで数個食べ、後は味変のために付属したブルーベリーソースをかけて食べると二種類の味が楽しめてお得である。
ベビーカステラはそのままでも確かに美味しいが、最初の数個で味に慣れてしまうので味変アイテムが付属した方がよりお客さんに人気が出て売れ行きを増やせる。
ソースの種類がある程度あると「今回はまた以前とは違う味のを楽しもう」という事でよりリピート率を上げる事ができる。
ソース無しの普通のベビーカステラだけの販売だと、一度食うと「しばらくはいいかな」ってなりやすい。

伝統的な菓子の瓦煎餅は焼き型の入手のしにくさなどで今職人がどんどん減っていってると数日前にドキュメント動画で観た。
職人を増やすには瓦煎餅自体の売れ行きを増やしていく事も大事で、若い子にも受けるようにしないといけない。
従来の物をプレーンとして二枚140円くらいで売り続けて伝統を守りつつ、ソースパックが一つ付属したタイプも15円くらい高くして売っていったら、若い子でも時々買って食べるという人も出てくるかもしれない。

和菓子専門店ではどら焼きは事前に餡子を挟んだのを作って提供するわけだが、「どら焼きの皮二枚とソースパック(10種類くらいから一つ選べる)」という組み合わせで提供するのも出してみれば、「餡子が好きでないのでどら焼きは食べない」という人も自分好みのソースを選んでオリジナルどら焼きを作って食べるようになる。
お店側は「どら焼きの皮二枚」で真空包装された物と、それとは別にソースパックをいずれか一つから選んで客に渡せば良い。

注文時に付属ソースが一種類だけでなく少し高いが二種類選べるタイプも別に用意しておくと、二種類のソースを混ぜてより複雑な味のどら焼きを作って食べられる。
「餡子もやっぱり欲しい」という人は餡子ソースも追加したり。

屋台でベビーカステラを販売している人、瓦煎餅を焼いて売っている人、どら焼きを売っている和菓子専門店の方はこういう事も検討されてはどうだろうか?
売れていて問題ないお店はともかく、「もうちょっとお客さんが増えないと経営が苦しい」という店は是非考えてみるべき。
ソースパックは原価では10円もしないし、ある程度日持ちするので在庫リスクも少ない。