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この世は楽しい修行の場

書くことが好きでした、子どもの頃から。文章を読むのも好きでした。でも文学少女だったわけではありません。興味があったのは、もっぱら広告。物心ついたときから、コピーライターか小説家になりたいと漠然と思っていました。体を動かすより、じーっと書いているほうがよくて、一時期は絵でも、書でも、文章でもなんでもいいと思っていました。

子どもの頃からミーハーでした。かっこよく言えば、好奇心旺盛というやつです。気になるもの、気になったものはとことん追っかけて、一通り満足すると次へ向かっていました。そんな気質が、大学の学部選びにも表れていました。選ぶのは、一見何を学ぶところかがよくわからない、漠然としたイメージの「社会」とか「文化」と名の付く学部学科ばかり。そういうところの講座名やカリキュラムは、とにかくジャンルの幅が広く、いろいろなことを知りたいというミーハーな思いに応えてくれそうだったから。そして、就職で広告業界を目指したのも、「広告に携わっていると、あらゆる業界の仕事が回ってくる。いろいろな業界をのぞき見したい」と思っていたからです。おかげさまで、衣食住、生活情報全般を扱う情報紙で、半分広告、半分企画編集という形で仕事をしてきました。天職というより、適職という言葉がしっくりくると思いながら、長い間働かせてもらっていました。

数年前にフリーランスになり、書くことをメインの生業にしています。ライフスタイル、食、クラフト、子育て、スピリチュアル、アート、映画、ドラマ、アウトドア、農業、健康、教育、…と、相変わらず興味があるとなんでも首を突っ込みます。知ることが楽しいと思います。そして、人にも興味があります。その人がどのように歩んできたのか背景を知り、どうやって今のその人が生まれたのかをインタビューし、まとめるのが大好きです。最近は、個人事業主の方にインタビューしてプロフィールを書いたり、ブランド構築から携わることが増えています。

追々機会があれば綴ってみようと思っていますが、我が家はとっても変わった家で、変人の見本市のようなところでした。そんな大人たちに囲まれて育ったので、彼らに比べると私はマシなほうかと思っていますが、もしかすると私も十分変人かもしれません。めちゃくちゃな大人が多かった分、振り返ってみれば、驚くような信じられないような出来事もたくさんありました。でも、ある時思ったのです。

「人生はすべてネタ。この世は楽しい修行の場だ」と。

根が真面目で努力家「やぎ座」、忍耐強い「丑年」、変わっていると言われるのが誉め言葉だと思っている「オオカミ」(動物占い)、直観力の強い「九紫火星」、ソフトな印象でありながらミステリアスな面も持ち合わせている「癸巳」(四柱推命)、疑うというスイッチを生まれながらに持ってない「白い魔法使い」(マヤ暦)、チャレンジャーで自立心旺盛な「数秘1」。はい、どれも当たっていると思います。そんな私が、みんなに教えたいイイモノやイイコト、日々のことやこれまでの経験などを綴りながら、時々小説も書きます。読んでくれた人が、笑ったり、ホッとしたり、喜んでくれたり、何かを考えるきっかけになってくれたり…、とにかく少しでもお役に立てれば嬉しいなと思います。


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