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中途採用選考のキモ

人材の補充や増員のため、中途採用を募集することがあります。
専門的な技術を持つ経験者を募集することもあれば、未経験問わずで製造全般を担うスタッフを募集することもあります。
人材不足の今日、一人の募集に対して一人の応募であれば、選択の幅は絞られ、応募者とじっくり面接し評価し採用の検討をすればよいでしょう。それに対し、複数の応募があった場合は更なる検討が必要になります。

一定の採用基準を満たしているか。

一定の基準とは何になるのでしょうか?
 心・技・体
・一緒に仕事をしたいを思えるか。
・成長の可能性を感じる事が出来るか。
・積極性・意欲を感じる事が出来るか。
・協調性があるか。
・必要なスキルを有しているか、業務を通じて習得できる可能性があるか。
・学ぶ姿勢があるか。
・健康・体力

すごくあいまいでアバウトなのだが、面接という限られた時間の中で互いにどう感じあえるかが、重要だと思います。

・一緒に仕事をしたいと思えるか。
ポジティブに一緒に仕事をしたいというより、ああこの人とは一緒に仕事をしたくないといったネガティブな印象の方が湧いてきやすいかもしれません。様々な応募者と面接していると、どうもこの人とは合わないなということがあります。話し方だったり、履歴書の筆跡だったり、しぐさだったり、その人によってまちまちなのですが、どうしても引っかかる人がいます。

基本的には相手に対し好印象を持つポイントをつかめるかがカギになります。

・成長の可能性を感じる事が出来るか。
仮に即戦力として人材を採用しても、新たな職場での活躍の成果は未知数です。職場に馴染めない場合もありますし、活かすべきスキルを発揮できない職場である場合もあります。そのような未知数な人材の可能性を感じることができるかが試されます。

・積極性・意欲を感じる事が出来るか。
採用面接を受けに来るだけでも積極性はあると思うのですが、未知の職場に対して前向きに取り組みたいという姿勢を示せるかどうか。
基本、仕事はやらされるのではなく、能動的にやるものです。嫌ならやらなきゃ良い、辞めれば良い。働いた対価として賃金を受け取るのですが、その対価に見合った仕事ができるか、仕事に見合った対価を受け取ることができるか。
・協調性があるか。
仕事は一人ではできませんから、職場のスタッフと協力しながら進める必要があります。外交的・内向的などの性格はあるとは思いますが、最低限のコミュニケーション能力・友好的な姿勢が必要になります。
・必要なスキルを有しているか、業務を通じて習得できる可能性があるか。
専門職であれば、特定のスキルが必須になる場合があります。また、認定資格でなくても特定の工程を担うにあたって、それぞれ最低限のノウハウが必要になります。勘どころなどにもよりますが、実務を通じて身につけていく必要があります。またその担当箇所に向かないのであれば、別の場所への配置転換を申し出ることも賢明です。
・学ぶ姿勢があるか。
時間を切り売りするだけが仕事でありません。仕事を通して何らかの学びを得る姿勢が大切です。
・健康・体力
業務の内容にもよりますが、仕事に取り組める健康状態が求められます。入社して早々、体調を崩されても困ります。日常的な健康への気配りが必要になります。

当たりはずれはあるとは思いますが、それは働く側にとっても同じことが言えます。見極めるべきポイントは多々ありますが、まずは一緒に働きたいと思うことが大切です。

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