鬼滅の刃の大ヒットは、奇跡でも偶然でもなく、必然だったっぽい
今日、日経トレンディの2020年ヒット商品ベスト30が発表になりまして。
18位にnoteが選ばれたこともあって、いろいろ記事を読み返していたんですが。
個人的にやはり印象的だったのが鬼滅の刃のヒットの裏側。
話を聞けば聞くほど、鬼滅の刃がアニメ放送から快進撃が始まったのが、決して奇跡とか偶然ではなく、アニメ化に携わった方々の戦略と努力の賜物だったことが良く分かります。
完全に読み逃してましたが、上の記事は10月。
こちらの記事は5月に掲載されていました。
この辺の記事を読んで改めて感心したのは、アニプレックスやufotableの方々が、鬼滅の刃のアニメをヒットさせるべく、あらゆる手を尽くしているところです。
Netflixをはじめとして、ありとあらゆる動画配信サービスやテレビ局と契約したという話は結構有名ですが、個人的に印象的だったのは、アニメ放送前の2019年3月末に1〜5話で校正される特別版を劇場公開したというくだり。
まずはマンガのコアファンに対して、アニメの完成度が高いことを納得してもらい、話題性を高めた状態でテレビアニメの放映をスタートさせたんだとか。
普通テレビアニメを放映前に見せちゃうとか、テレビ局的には御法度だと思うんですが。
アニメをコアとして考えると、あくまで事前の劇場公開も、テレビ放映も、作品を知ってもらうためのマーケティング手段の1つなんですよね。
映画「君の名は」が新海監督のコアファンに対して、公開前に丁寧に全国で試写会を展開したりしていたのとも重なります。
adtechのテレビのデジタルシフトの議論においても、テレビ東京の合田さんが、テレビドラマも放映前にできるだけ多くの人に見てもらった方が放映時に話題になる可能性が高いという話をされていましたが、今やそういう時代に突入しているのかもしれないなと、あらためて感じる逸話でした。
私自身も、鬼滅の刃は、コロナ禍で見るものがなくてなんとなく見始めたらすっかりハマってしまい。
そのまま続きを全部電子書籍で購入して、最後は並行してジャンプで読んでしまった人間ですが。
確かにアニメの完成度が高く、世界観を鮮やかにイメージできるようになったからこそ、それまでマンガ単体ではあまり興味を引かれていなかった鬼滅の刃の魅力に気づくことができた記憶があります。
あらためて、コンテンツを狙ってヒットさせることができる人たちの凄さを感じる記事でした。
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