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ハリウッドの「テレビドラマの黄金期」は終わり大収縮のタイミング。日本の映像業界のチャンスになるか

なんとなく感じてはいましたが、こうやって数字をみると大きいですね。

米国のテレビ局幹部によると今後テレビドラマは、「コンテンツの量も製作費も、大幅に削減されることになるのではないか」とのことです。

Amazonプライムビデオのロード・オブ・ザ・リング 力の指輪の制作費はシーズンで640億円とか、HBOのゲームオブスローンズの続編は250億円超えとか、凄い金額がでまくってましたけど、やはりさすがにバブルだったということですよね。

米国でも放送・ケーブルテレビ業界の広告収入は前年比7%のペースで減少しているそうで、それを埋めると期待された動画ストリーミングも競争激化で厳しくなるんじゃ無いかと想定されているんだとか。

米国におけるドラマシリーズの制作本数は2022年が過去最高で633本だったのか、2023年はストライキと支出削減が重なって481本に減少したそうで、Netflixにおいてもシリーズ番組の配信本数は2022年から2023年にかけて3分の1以上も減少したそうです。

で、そんなタイミングでNetflixが日本の実写作品群を大量に発表しているのが興味深いです。

興味深いのが日米の制作費の違い。

前述のニュースだとFOXが、主力ドラマ1本にかける予算を1話あたり予算を1000万ドルから450万ドルに削減することを検討中という話が印象的です。
これ、日本円に換算すると13〜15億円から、5〜6億円に下げるというはなしですからね。

日本のテレビドラマが平均3000万円だったのをVIVANTが1億円にあげたのが話題になったことを考えると、その差の大きさが良く分かります。

ただ、逆に日本が質の高い作品をハリウッドに比べて安い数億円の予算で生み出すことができると、ストリーミングサービスからは十分に魅力的に見えてくるという話になってきますよね。

Netflixの日本実写作品が増えているのも一つの現象のような気がしますし、日本の映像業界にとってはこの流れはやはりチャンスな気がします。




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