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韓国コンテンツの世界での盛り上がりは、民間のクリエイターの努力の積み重ねの結果らしい

これは興味深い記事。

実際私も、良く日本のコンテンツ業界で働く方が「韓国コンテンツの盛り上がりは、政府が主導している」から羨ましい的な発言を聞く機会は何度かありましたが。
この記事によると、あくまで今の韓国コンテンツの世界的盛り上がりは、民間の事業者やクリエイターなどコンテンツを作る人々がビジネスとして積み重ねてきた結果であって、政府はサポート役なんだとか。

もちろん、記事の中にある韓国コンテンツ振興院(KOCCA)のレポート無料公開とかの話を聞くと、日本のクールジャパン戦略推進の迷走と比較して悲しい気持ちになるのは事実なんですが。

実は韓国も、最初から海外展開やNetflixとの連係で成功していたわけではなく、試行錯誤して今の成功につながっているというのが記事を読むとよく理解できてきます。

特に、Netflixに作品の権利を持っていかれることに最初は戸惑っていたけど、ポン・ジュノ監督音オリジナル映画「オクジャ」から今の協業の流れがひらけたんだとか。

その転機となる映画が出たのも2017年のことですから、つい5年前のことなんですよね。

その流れがその後のイカゲームなどの成功につながっているんだそうです。

K-POPは日本のアーティストに比べてSNSを積極的に活用している印象がありますが、これもBTSがSNSを活用して成功するまでは韓国も日本と同じような状況だったらしいという話を思い出しました。

なんとなく、日本って、自分も含めてついつい他の国の成功を、その国の文化とか制度のおかげであって、日本には真似できないと思ってしまいがちな面があると思うんですが。
実は日本が変化に対して保守的なだけであって、BTSやポン・ジュノ監督のような時代の変化に合わせたやり方で成功する事例が出てくれば、他の人たちもついていきやすくなるのではないかと言う気がしてきました。

実際には日本もアニメを中心に既に海外のファンにNetflix等を経由して届けるノウハウは溜まってきているように思うので、是非次々に成功事例ができて「昔は韓国は政府がリードしてて羨ましいとか言ってた時代があったなぁ」と振り返れるようになると良いなと思ってしまった記事でした。

書籍の一部の抜き出しみたいなので、こちらも読んでみたいと思います。


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