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【過去最多23名がNPBへ】独立リーグが今熱い!

各地で初雪のニュースが流れ、今年もいよいよ冬が近づいてきました。野球ファンの皆さまにとっては、オフシーズンに入り、寂しい季節でもあると思います。
しかし、そんな中でも「今、熱い!」のが独立リーグ!今年のドラフト会議では、過去最多の23名が指名を受け、NPBでのさらなる活躍が期待されます。
独立リーグを知らない方も、よく知っている方も。より応援したくなること間違いなしの独立リーグ、そして四国アイランドリーグplusについて、ご紹介します!



ドラフト会議を賑わせた独立リーグ勢

1位指名をめぐる抽選が計7度行われるなど、今年も見どころが満載だったドラフト会議。指名された選手の所属を見て、「独立リーグの選手が多いな〜」と感じた方もいらっしゃったのではないでしょうか。それもそのはず、今年は独立リーグから過去最多の23名が指名を受けました。近年は10名前後の指名だったことを考えると、一際目を引く数字であることがわかります。社会人野球から指名を受けた人数を初めて上回る結果となり、相対的にも独立リーグの選手が多く指名されたドラフト会議でした。
また、徳島インディゴソックスの椎葉剛投手が阪神から、富山GRNサンダーバーズの大谷輝龍投手がロッテから、独立リーグでは過去最高位タイ2位で指名を受けました。支配下指名も昨年の1名から6名に急増するなど、独立リーグ勢の躍進が目立ちました。


記録ずくめの2023ドラフト

中でも指名された人数が多かったのは、四国アイランドリーグplus。今年は、リーグ史上最多の9名が指名されました。
そして我らが徳島インディゴソックスにとっても、記録ずくめのドラフトとなりました。

  • 11年連続NPB指名選手輩出(2位)

  • 過去11年で26名の輩出(1位)

  • 同一チームから6名が指名(史上最多)

  • 2位指名(球団史上最高位)

  • 支配下で3名が指名(球団史上最多)

華々しい記録を打ち立てた徳島インディゴソックス。来年以降のドラフト会議でも注目です。


あの選手も実は四国ILのOB

四国アイランドリーグplusからは、19年連続、通算86名(途中移籍含む)をNPBに輩出しています(2023年現在)。
ここで、NPBで活躍する主なOB選手を5名紹介します。

  • 角中勝也選手(高知FD-千葉ロッテマリーンズ)

2006年 大学生・社会人ドラフト7巡目
首位打者2回(2012年、2016年)、最多安打1回(2016年)、WBC日本代表選出(2013年)と輝かしい実績を持つ選手。独立リーグ出身選手としての初安打・初本塁打を記録するなど、パイオニアといえる存在です。


  • 又吉克樹投手(香川OG-中日ドラゴンズ-福岡ソフトバンクホークス)

2013年 ドラフト2位
独立リーグ出身選手で初めてFA権を行使した選手。2017年には「オーバーエイジ枠」の1人として第1回アジアプロ野球チャンピオンシップの日本代表に選ばれました。NPB通算10年で463登板、167ホールド(2023年シーズン終了時点)とリリーフの主軸として活躍を続けています。


  • 増田大輝選手(徳島IS-読売ジャイアンツ)

2015年 育成選手ドラフト1位
持ち前の俊足を生かし「代走の切り札」として活躍する選手。地元・徳島出身です。内外野どこでも守れるユーティリティープレイヤーで、2020年には阪神戦でリリーフ登板した姿も話題となりました。
(増田選手についてもっと知りたい方は↓の記事がおすすめです!)


  • 石井大智投手(高知FD-阪神タイガース)

2020年 ドラフト8位
2023年シーズンは44試合に登板し、防御率1.35と大活躍した選手。NPBではかなり珍しい、高専出身の選手です。今年のポストシーズンでは計6試合に登板し無失点、阪神の日本一に大きく貢献しました。


  • 茶野篤政選手(徳島IS-オリックス・バファローズ)

2022年 育成ドラフト4位
育成4位という指名順位ながらも、ルーキーイヤーのオープン戦からアピールを続け、瞬く間に支配下登録、開幕スタメンを勝ち取った選手。今年4月9日にはリーグ打率1位に浮上するなど、1年目から実力を見せつけました。
(茶野選手についてもっと知りたい方は↓の記事がおすすめです!)

ここで挙げた選手以外にも、たくさんのOB選手が活躍しています。


皆さまに愛されて来季20周年

ここまでドラフト会議での記録やOB選手の活躍をご紹介してきましたが、そんな四国アイランドリーグplusは来季20周年を迎えます!現在活動している独立リーグの中では最長の活動期間です。
独立リーグとしては初めてトラッキングデータシステムを導入し、選手のスキル向上だけでなく、アナリストの育成にも活用していたり、セカンドキャリアを歩む選手へのサポートを行なっていたりと、さまざまなことに取り組んでいます。
また、野球だけでなく、地域に根差した活動も行なっています。小・中学生向けの野球教室や祭事への参加などを通して、「地域の皆さまに愛され、必要とされる存在」を目指しています。

まだまだ歩みを止めない四国アイランドリーグplus。これからますます盛り上がること間違いなしです!


徳島インディゴソックスも熱い!!

四国アイランドリーグplusで今年総合優勝を果たしたのは徳島インディゴソックス!!
前期優勝・後期優勝・年間総合優勝と、いわゆる「完全優勝」を9年ぶりに達成しました。特別合格選手が続々と発表され、来年に向けた準備が進められています。


ドラフト会議で指名された実績からも分かるように、徳島インディゴソックスには「未来のNPB戦士」がたくさんいます!独立リーグならではの近さ、そしてその距離感で応援してきた選手がNPBで活躍する姿……想像するだけで感慨深いですよね。
「でもテレビで中継してないし、徳島は遠いし、どうやって試合見ればいいの?」と思っている方へ。徳島インディゴソックスの公式YouTubeチャンネルではホームゲームを中継しているので、スマホやパソコンから気軽に見ることができます!気になった選手がいれば、プレーまとめやインタビューもぜひチェックしてみてください。イベント参加時の様子や企画動画など、選手の素顔が垣間見えるコンテンツも盛りだくさんです。YouTubeの他にも、

と、様々なプラットフォームで情報を発信しています。他の独立リーグ球団と比べても圧倒的な更新頻度で、魅力を余すところなくお届けします。
YouTubeで試合の中継を見て、華麗なプレーや豪速球に惚れ、選手に詳しくなり、ドラフト会議で湧き……あなたもいつの間にか、徳島インディゴソックスの虜になっているかも?!

来季も四国アイランドリーグplus徳島インディゴソックスに注目です!

文責:岡村美和


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