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オレらの親分 8. サブかってる



鉄が You Tubeにコメントしているのを知って、
思わずじぶんもコメントしてしまった兄貴。
さげなく本心をいったつもりだった。
ところがコメントの返信が来て、考えこんでしまった。
えー、そうなのか、
カタギのみなさんもそうなのか。
大変だな、オレたちだけじゃないんだ。

いまや YouTube はテレビ体制に抵抗する、
昔でいうゲリラ活動みたいなもの

でも、とオレが見るところ、と兄貴は思った。
過激派みたいに根性が入っていないし、
半端な小市民的趣味嗜好の奴ばっかりだぞ。
性根の入ったのはいるの、あるいはオレが知らないだけとか。
まあ時代もあるかな。


そんなことをぼやきながら、
この稼業には、珍しい公立大学中退の
インテリ兄貴は思いをはせるのだった。

そもそもYou Tubeの面々が、
地上波放送をいろいろけなしているわりには、
地上波にコンプレックス持ってて、
あわよくばTVに出たがっている奴ばかり。
有名人もTVの落ち武者みたいにYou Tubeに出て、
あるいは上から目線でしゃべっているか、
こづかい稼ぎで出ているようなもの。

出版社に対する noteみたいなもの、
といってしまえばどうしようもない。


しかし、
えらそうなこといってもNHKは放送議案など国会で
国会議員に急所を握られているし、
民放も、
世間さまの目をうかがってばかりいるCM企業に命綱を取られて、
ちっともカッコよくない。
初期の頃の覚悟性はまったくなく、
ただ黙って柔順していれば、
世間に知られている一流会社だし、
お母さんや子どもたちに人気あるしなんて。

だいいち、
現状維持の社会しか信用しない
お母さんや子どもたちに羨ましがれていたら、
どうしようもないぜ。
実力がモノいわない、
あたかも平和状態の江戸時代みたいで、
組織は機能不全しているも同然。
世間知らずのエリートがまん延しているって感じ。



身分の低いやつが国家をつくって
学校をつくり内を固め、
貧しくて学校行けないやつが会社をつくり
エリートを社員にして外づらをはる、

どちらも国家も会社も、孫の世代には、
生まれたときから創業者の苦労知らずで
世間さまから羨ましがれても、
内に入って見ればどこもかしこも、
やがて世間知らずで没落するような危機状態。



 そのような感じなのに、You Tubeが地上波をうらやましがってもケナしてもどうしようもないじゃないか。むしろ地上波がやろうと思ってもできないものをやるべきなのに、いろいろ文句をいうのはやっぱりコンプレックスがあって、有名になるには地上波テレビが手っ取り早いと思ってんだな。

 このnoteにしても同じ。
 商業誌の出版社も上にならってエリートがまん延して、マンガや女性週刊誌を発行していないところとか、才能ある社員がいないところは危機状態なのに、投稿者がうらやましがってもどうかな、といった感じ。でも本を出して有名になりたい気持ちがいっぱい。

 いまいろんな場面で、マスコミ媒体で世代交代かも。平安朝の貴族から武士の鎌倉時代へのとき、当初はいまだに頼朝は雅な貴族性にあこがれていて、実朝に和歌を学ばせたし、ほんとうに武士の時代が来ていると認識していたのは北条政子とその弟だった。



そんなTVが登場したのは、
新聞社がマスコミをぎゅうじっている頃だった。
その新聞がまだカワラ版みたいなとき、
やる気のあるホソカワリュウゲンさんが
朝日新聞社に入社したとき、
親類の人からコゴトをいわれたそうだ。

東大を出てるのになんだ、そんなところに。

ところが、いまはエリートがいっぱい。
NHKも民放も出版社も、エリートか有名人のご子息ばっかり。
なのにひん死状態の曲がり角。
なぜなんでしょう。


そんなことをぼやいている
兄貴のコメントしたのは、
じつは
相撲協会の暴露話している
元相撲取り貴闘力チャンネルについて、
解説しているチャンネルだった。
ややこしいな。

だいぶん前に、なれない指でポツポツ押して、
文字を入れていたものだった。
他にも2、3回コメントしたチャンネルもあったけど、
それじまいで You Tubeは見ても
コメントなんかしたことがなかった。



この続きは、
長くなったので次回ヘ。
(えっ、うそー) 







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