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詩 鏡のなかのぼくは、どんな顔


 詩に寄せて

 いま現在
政治家と作家などの文化人がアメリカに従僕しているのは、強い者にすがってしか生きていけない「国民」に媚びているからです
常に、国民に媚びている政治家や文化人たちの宿命なんです
アメリカが落ち目になったら、次の羽ぶりのいい国にシフトする日本国民に従って、政治家や文化人も寄りそっていくので、じつはアメリカも維持するために大変なんです
でも栄枯盛衰は、人間世界の世の習いの宿命
永遠を知るものは見者といい、芸術の本質です

 ちっちゃい頃から、いろんなことで縛られて
内申書のためにつつましく荒だったこともしない

本当は思ったことをいいたいのに無難な解答をして、
会社に使えている身分なので、会社が不正しても口をつむぎ

テレビで自分に似たような、テレビ業界でしか生きていけない茶坊主な評論家や太鼓持ち芸人の当たり障りのないコメントを聞いても、なぜかフフフと笑い

世の中がいい加減な社会であってもこんなもんさとあきらめて、
どうせ政治なんかにあくせくしても時は過ぎてゆくんだ、何をあくせくする必要があるんだろうか、
若いときは短い、いまはただ酒を飲み酒場めぐりでもして、虚しく裏道を歩きながらひとり世の中をさとって、小説を書き、一句でも歌ってみようかな

ふとなりげなく
鏡の中のわたしの顔をうかがってみたら、なんだか無表情でロボットみたいなものが写っていた

人生のあだ花を生きるひとの顔には、洗顔パックより心の潤いが必要です

ところで卑近な例ですみません
初めて姉と妹の顔パックを見たときは、びっくりしたな、もう
あとで聞いたら、まるでヘビの皮が剥がれたようで、すべての汚れが取れたように、スッキリきれいな気分になるんだって
大して変わっていねーじゃないか、と横目で見つつ



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