あんたら、みんなアホや ゼロ度の覇権
2.
新たに、オレとお前はハンドインハンド
相手を見てしゃべる。
日本と同じアジア人で、黄色人でもある中国。
歴史的に政治文化を享受して感じ漢字文化圏であっても、現在は日本政府が敵対している、中華人民共和国。
われわれ日本人は、無意識的でもいままでの歴史の通り、国を仕切っている政府に従うのが「国民の勤め」でもあり、それに主義主張の違いがあっても多勢に無勢、国内でのけ者にされたくない気持ちもありました。
白人で肌の色も違うアメリカ国と、いまの日本政府は資本主義を国是として手を結び、どこかの金さんと違った意味で、形式的にオレとお前はハンド・イン・ハンド、でもどこか油断できないところがあるとは、日本を仕切っている最高幹部の人の気持ち、じつは向こうもじっさいのところはそのようだった。
在日のアメリカのテレビタレントが、そう感じていたのにはこっちも驚いた。
漢字と違う英語圏には、どこか違和感があるというだけではなかった。
中国とはいまも昔もケンカしているのに、なぜか精神面も文化文学でも引き寄せるものがあった、仏教、儒教の仁、礼儀、漢詩、協調する和、三国志など、
多少、上からの押しつけでも、無理なく生活して日本国に溶けこんでいた。
いっぽうアメリカとは政治経済あるいは娯楽でも共有していても、教会、富裕な生活、主張する個人、ハンバーガー、ハロウィン、
どこか刹那的で、いっしゅんにして破綻する危機感を宿していた。
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二十歳を過ぎたら無邪気でいられない
いくら強いものにすがっていく大衆や、強い者にあこがれる子供でも、また政治家や商売人でも、さらにまた芸能スポーツでも、僕たちってアメリカンコンプレックスなんだよね、なんて自虐的にアメリカ文化や英語を保有して、自慢げに。
元を正せば、
美しいキリスト教的な愛を掲げて世界各国、インドでも中国でも悪行の限りを尽くして植民地を広げていったイギリス。
自由と民主化を唱えて、何かと因縁つけて「表」や「裏」で暗躍して、豊富な武器製造を開発し戦争を仕掛けていったアメリカ、戦争にかこつけて戦争要員でない無関係な住民でも、平気で爆撃し原爆で焼き殺しました、ベトナムでは枯れ葉剤を撒き散らし奇形児をつくっても、お前たちのリーダーが悪いといつものように開きなおっていました。
元を正さなくても、こんなふうに世界中で「変な活躍」をして、占領地を作り兄弟仲間のインターネットを広げていった。
だってそのおかげで英語が、何かと商売や世界の旅観光で通用しているし、意味わかんなんけど、とっても便利なんだもん。
ほんと日本国民でなくても、一般市民として、恥ずかしいわ。
でもそんな人たちと仲間になりたくても、仲間になりたくて近づく人はどんな人。
購買力や本を売るために媚びっているようで、そんなにお金とかノーベル賞が欲しいんか。別に攻撃しなくても、学んで、日本人ならかかって来いや、でしょ。
嬉々として喜んでいるのは子供と大衆ぐらいだぜ、それに商売人、あと日本政府もか。
他の諸国はどんなもん、きみとボク、媚びない若い女性はどんなものかな。
( 咸臨丸で海を渡った勝海舟、アメリカの制度や文化を見て感心していた。けれども文化や文学に目が肥えていた海舟は、酒場や路地を歩き、どこでも下劣な奴はいるもんだな、人を見抜き、人を知ることを忘れていなかった )
むかしの王朝時代から中国かぶれが流行って、何から何まで模倣して、政治家も文化人も得意になっていました、けれども良いところは学んでも、中国人に媚びへつらっていなかった。
同じアジア人でもインドは独自の文化を育んでいたのと逆に、日本は模倣して発展してきたのはご存じの通りです。
けれども昨今のアメリカかぶれみたいに、政治家や文化人、そして大衆も変に媚びて、ヘラヘラしていなかったし、心の中は去勢された奴隷根性ではなかった。
たぶん、こんなに侮辱されても怒る気持ちや気力も、さらにいまの気分も、まったくないだろう。
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