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地方大学生にこそ知ってほしい「就活」の重要性 〜なんとなく「就活」してないだろうか?〜

1. なんとなく「就活」してないだろうか?

 大学生活も後半になると「就活」に勤しむ学生が大勢いるが、なんとなくやっている人は意外と多い。そして、偏差値の高くない地方大学出身の私が断言するが、「就活」への取り組み方は偏差値の高い大学にいる人ほど熱心に行っている。
 なんとなく行っているかもしれない「就活」は、大変重要であるということを私は特に平凡な地方大学生に伝えたい。

2. ファーストキャリアの重要性

 ファーストキャリアとは、新卒で初めて入社する企業や業務のことだ。すなわち、このファーストキャリアを決めることになるのが「就活」である。では、ファーストキャリアが人生にどのような影響を及ぼすのであろうか。誠に残念であることだが、場合によっては選んだファーストキャリアのせいで自らの進みたい道に進めないこともある。例えば、大手企業の中には新卒一括採用でしか人材を採用しない会社が日本には多々ある。すなわち、ファーストキャリアは人生の中の大きなターニングポイントになり得るのだ。だからこそ、「就活」には本気で取り組むべきなのである。

3. 「 やりたいことがない、どんな企業が良いのかもさっぱりわからない」人へ

 仮に本気で「就活」を始める決意ができたとして、やりたいことがないという人や、どんな企業が良いかわからないという人も大勢いるだろう。そこで私が勧めるのは、とりあえず給与水準の高い企業を探すことである。日本で暮らす以上、一定のお金がないと生きることができない。日々生きるために、多くの人が企業に就職してご飯を食べている。残酷だが、生きるうえではお金は欠かせないのだ。ならまずは、「お金」をなるべく得られる企業を探して良いのではないかと私は思う。「仕事にはやりがいが必須だ!」と思われる方もいるかもしれないが、給与水準を下げることは簡単でも上げることは至極難しい。仮に給与の高い企業に入社して合わないなら辞めたら良いのだ。蓄えがあれば放浪の旅にも出れるし、自分で事業を起こすこともできる。また、給与の高い企業は比較的名の知れた企業が多いが、そのバックボーンは転職活動にも大いに役立つ。学歴が高ければ有利と言われるように、会社歴も見られている場合が多いのだ。何より難関企業であれば、入社したという結果が自らの能力を示す証明にもなる。
 「 やりたいことがない、どんな企業が良いのかもさっぱりわからない」という人は、給与の高い業界や企業を調べることからはじめて損をすることはないだろう。絶対にやりたくない仕事であれば、選考を受けなければ良いのだ。

4. 「就活」は怖いもの。だが、得られる財産はそれ以上だ。

 ここまで文章を読んでくださったあなたが、以前より熱心に「就活」に取り組もうとしていたら、私はこの上なく嬉しい。しかしながら、「就活」とはとても怖いものなのだ。自分の将来に直結するものだからこそ、不安もとても大きいものになる。ただ、それは東京大学の学生でもあまり偏差値の高くない大学に通っている学生でもそうは変わらない。多くの人が不安になるものなのだ。しかし、私は約束する。本気の「就活」を通じた不安よりも、得られる財産の方が遥かに大きいことを。財産とは、何も内定のことだけではない。全く未知の分野であった業界やビジネスモデルを学べたり、企業を代表するたくさんの人事の人たちと交流することができる。その経験は、お金で買うことはできないのだ。こんな私も、将来が不安な地方大学生の一人だった。だが、本気で就活を終えた私は以前とは比べ物にならないほど成長することができた。私が成長できたから、きっとあなたも大丈夫だ。
怖くても、前に進もう。


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