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cafeログ vol.19 2019年11月23日

東京駅で読書会を行いました。
参加者は、私、U夫妻さん、Kさんです。

年末になり、毎年の定番書がいくつか出版され始めましたね。
私は、毎年、以下の2冊を読んでいます。
・日本の論点 2020〜21
・日経トレンディ ヒット予測
こちらについては別noteにまとめたいと思います。

さて、今回は、次のような本が紹介されました。

国家の衰退からいかに脱するか

私の紹介した本です。
多方面で活躍される大前研一さんの本で、今の日本の政策について、国内、海外、未来へ向けた視点を紹介しています。

インターネットの台頭により、政治や行政の動きが大きく変わろうとしているのが今の特徴のように感じています。

本の中で、MMT理論は「低欲望化」した現在の日本で当てはめるのは危険だ。と主張されていましたが、その「低欲望化」ということも、ITにより、便利になるためのコストが安くなっていることが原因のように感じます。

インターネットで大きく変わってきているのは「政治」で、政治家の人を知る機会は、今までマスメディアが中心だったのが、今ではtwitterやYouTubeで直接意見を発するようになったことが印象的です。

現在の日本の政治・行政を、大前さんがどう見ているかを知ることのできるオススメの本です。

文化人類学の思考法

Kさん紹介の本です。

Kさんの関心の高い、「長期的な人間関係の築き方」と「デジタルでの働かされ方」について話をしました。

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・長期的な人間関係の築き方
日米での比較すると、日本は日本人という共通文化があるため、上司が部下へ話をするケースが多い一方で、米国は多様な人種・文化の集まりのため、上司が部下の話を聞くケースが多いようです。

・デジタルの働かされ方
例として、海外の川のゴミ拾い活動の話が上がりました。

川のゴミ拾いをするラジコン船を用意し、家でゲーム感覚で操縦してもらうようにした

という事例です。
家でゲーム感覚で操縦する人は、ボランティア意識が高いわけではなく、遊びでやっているだけです。
これは、Uber technologyでも同様のインセンティブ設計をしており、ゲーム感覚で働けるようになっています。
過去の大企業の働き方は、業務の標準化でいわゆる歯車化することが重要だったが、今では、歯車でなく、遊び感覚で働くこともできるように変化している動きがあります。

「欲しい」の本質

U(夫)さんの紹介した本です。

ニーズに対応する言葉で、インサイトがあります。
ニーズ:意識している欲求
インサイト:意識していない欲求
この意識していないことを掘り下げる手法についての話をしました。

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前提:人は嘘をつく
アンケートでは、建前のようなものを含んでしまい、本音をヒアリングすることは困難です。

「欲しい」の本質にあるのは、「感情」が紐づいていて、その感情になる変化を、3つの要素に分解しています。
「楽しい」と感じるのは、何がきっかけか、どんなときか、そう感じるあなたはどんな特性の持ち主か、を深掘りして、抽象化することで、転用することが可能になります。

但し、「考える」と嘘が混じるため、見つけ方は、
・感情面からの場合は、ビジュアルで評価する
・事実面からの場合は、購買データを利用する
等がアプローチ手法として、良さそうです。

なぜ女はメルカリに、男はヤフオクに惹かれるのか。

U(妻)さんの紹介した本です。

ビジネスブックマラソンをご存知でしょうか。

こちらで紹介されていた本のご紹介でした。
※毎日オススメ本の情報が届くため、だいたいオススメされていると推察します。

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タイトルは、メルカリとヤフオクですが、こちらの魅力は、2名の著者が違った視点で、サービスを解説するところにあるようです。

マーケティングのフォーマットで解説するパターンと消費者インサイトで解説するパターンの両視点でサービスを見るのは面白いと感じます。

最後に

今回は、マクロな国や政治の話をして、最後はインサイトやマーケティングのようなサービスの話になりました。

次回の日程は、12月15日日曜にやる予定です。

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