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Recruit Blog-WARRIORS2024SA副島大佑

Apr 20, 2022-by東京大学運動会アメリカンフットボール部


ときどき、今こうして150人もの部員が集まって練習していることを奇跡のように感じる瞬間があります。今ここにいる人たちのほとんどは、3/10に自分の受験番号を見つけたとき、まさか自分が運動会のアメフト部に入部するなんて思ってもみなかっただろうに……と。WARRIORSは、WARRIORSに入るために東大に入りました!というアツい人から、「アメフト部」のまるで対義語のような人までが集まったちょっと不思議な団体です。

かく言う僕自身ももし現役で東大に合格していたら、WARRIROSに入ることは決してなかったです。東大に落ちた僕は他の大学に入学しました。そこではサークルに入り、多くの大学生が思い描く大学生活の一部を実際に経験しました。サークルの人たちは良い人ばかりだったし、みんなでBBQをしたり、遊園地に遊びに行ったり、旅行に行ったりという日々は楽しいものでした。ただ、コロナ禍は「これって本当に自分が憧れていた大学生活なのかな?」と立ち止まって考える機会、向き合って考える時間を十分すぎるくらい与えてくれました。

そんな中で、WARRIORSに入っていた高校同期や先輩の存在をきっかけにして、WARRIORSが本気で日本一を目指しているチームであることを知り、次第に興味を持つようになりました。「ただの東大生で終わるな。」過去のWARRIORSのリクルートブログで見たこの言葉が、ありふれた大学生活に対して漠然と憧れを抱いているだけだった自分の心に深く刺さったのを覚えています。(いやお前その当時ただの東大生でもなくてただの他大の学生やん、というツッコミは一旦無しにしましょう。)そうして僕の二度目の東大受験は、すっかりWARRIORSに入るための東大受験になっていました。振り返ってみると、二度目の東大受験では、絶対東大、そしてWARRIORSに入りたい!という確固たるモチベーションがあったこと(&教室が新築でリスニングがTHE FIRST TAKEかと思うくらい鮮明に聞こえたこと)が合格の要因だったのかもしれません。

WARRIORSに入ってから目にした光景の数々は、ありふれた大学生活を思い描いていた頃の自分には到底想像することのできなかったものばかりでした。WARRIORSに入らなければつらい思いも痛い思いもせずに済んだであろう人が、練習の最後まで全力で走り抜いたり、何か感覚を掴もうと終了時間ギリギリまで自主練に取り組む姿。WARRIORSと出会わなければ今頃オシャレなカフェで友達とのどかな時間を過ごすこともできたであろう人が、少しでも選手に寄り添える存在になろうと新しいことを吸収しようとしたり、小さな努力を積み重ねていたりする姿。スポーツに関して何の取り柄もなかったであろう人が、4年の年月を経て、私立の強豪校の選手と互角以上に渡り合っていた姿。入部してから1年間経ってついつい見慣れてしまっていた日々の練習の光景の中に、自分はここで頑張りたいなと思える理由はたくさんあるじゃないか、と最近になって改めて思います。

新入生のみなさんにとって、WARRIORSに入るという選択肢に不安や躊躇いの気持ちは少なからずあるだろうし、入ってからも部活のことで思い悩む瞬間はきっと訪れるでしょう。でもWARRIORSに入ったら、これまでできなかったことができるようになったり、これまで味わったことのないような感動や興奮を味わうことができて、一人で感じる不安や悩みを大きく包み込んでくれるくらいの心温まる瞬間やアツいチームメイトに出会えることは間違いないです。これらを体験せずに東大を卒業してしまうなんてもったいないです。あれこれ頭で考えるよりも、ぜひ一度WARRIORSの練習や試合に足を運んでみて下さい。

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