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伊勢近代史上、最大の5時間 能楽奉納「飛天双〇能 」を行いました

飛天双〇能とは?

30年前に大倉正之助が開催した12年一巡りの飛天双〇能が始まりで、この度2023年1月8日に滋賀県・多賀大社より再開しました。次回は2024年2月8日に伊勢神宮 内宮参集殿能舞台にて能楽を奉納させていただきます。再開した飛天双〇能は神社仏閣などの野外能舞台もしくは組立舞台に於いて、1年に1回能楽奉納を行う計画です。2024年は復元した御囃子道具、舞台造り花を制作して能楽奉納をさせていただく予定です。

飛天双〇能シンポジウム開催

“私たちの現在は、未来にとってどういう時代なのでしょう” 飛天双〇能が能楽奉納を行う理由

奉納前日に於いて「伝統的なものづくり」と「奉納文化」の理解を深めるためシンポジウムを開催致します。

2部制にて多方面の専門家より現在の伝承技術継承の実際の話を伺う試みです。このような試みは是迄になかったわけではありませんが、昨今滞りや失いつつある何かを感じている者たちが伊勢の地に集い、いま消えゆきつつあるものを浮かび上がらせてみる事により、私たちが今後どのように生き進めるかの手掛かりをみつける事が目的です。このシンポジウムは古い時代は良かったという懐古主義ではないのです。私たちに古来より奥底に染み付いているDNAは今でも存在しているのか否かを試されている氣がしてなりません。多種多彩な皆様と共に伊勢の飛天双〇能奉納を通して、生活・伝承文化を強く深く、未来へ継承の一助となりますれば幸いです。今後も皆様のご参加をお待ちします。

伊勢婦人会の皆様と大倉正之助先生

伊勢近代史最大の能楽奉納

大倉正之助先生をはじめとし、全国から日本を代表する能楽師約70名が伊勢に集結しました。



また、能楽師は「別火」を行いました。
こちらも伊勢で明治以降初とも言われております。
「別火」とは日常から身を離し、精神潔斎の期間を設けます。
俗世とは離れ、火を別にすることから別火とも言うそうです。

別火が行われた場所 赤福さんにご協力いただきました

「別火」は清水勇多さんが担当。
津村禮次郎先生をはじめとする能楽師の皆さまをサポートしました。
素晴らしいサポートと皆さんから好評でした。

また、別火の期間は精進料理を食べるにあたり、伊勢の名店 
すし久料理長が腕を振るってくれました。
お店へお食事に行きましたがとても美味しかったです。

いよいよ5時間に及ぶ能楽奉納

飛天双〇能 能楽奉納
「翁」「高砂」「箙」「羽衣」「三輪」「石橋」

Reijiro Tsumura|津村禮次郎先生 http://www.a-tanz.com/vol3_rei.html


大勢の観客が日本を代表する能楽師の奉納に見入っていました。
神聖な伊勢で国内最高峰の舞台が行われとても貴重な時間でした。
また、伊勢近代史上最大ともいわれる奉納に設え側として関われることにも
感謝いたします。
今後もAT、地方創生も視野にいれて日本の歴史文化、技術を承継していきます。

来年は広島で開催いたします。

協賛順不同

  • 社団法人日本文化伝承協会

  • 株式会社IQAS

  • 株式会社RYOGA

  • 株式会社トリニティ

  • 株式会社ボルボレッタ

  • 株式会社バルコム

  • 三重交通グループホールディングス株式会社

  • ホテリ・アアルト株式会社

  • 株式会社 赤福

  • 株式会社立花商店

  • 株式会社イシハラ コーポレーション

  • 一般社団法人フォースウエルネス

後援順不同

  • 三重県

  • 三重県教育委員会

  • 伊勢市

  • 伊勢市教育委員会

  • 一般財団法人伊勢伝統工芸保存協会

  • 伊勢商工会議所

  • 公益社団法人伊勢市観光協会

  • 伊勢新聞社

  • 中日新聞社

  • 三重テレビ放送

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