建物老朽化問題
本日は3名で朝活-NEWSシェア会を実施しました!
本日は2024年1月22日。
とうとうスターバックスコーヒー豊島園駅前店最後の日になります。
ハリポタ施設もできて、集客力が増した豊島園駅前店ですが、建物の老朽化により撤退。
高齢化は人だけでなく建物にも及んでいるのですね。
マンションの老朽化問題
近年、マンションの老朽化が問題になっています。
国土交通省の調査によると、2022年末時点で築40年以上のマンションは約125.7万戸。これはマンションストック総数の約17%を占めているそうです。
鉄筋や鉄骨で作られたマンションは50~60年もつといわれていますので、あと10~20年で建て替えということです。
しかし、なかなか修繕や建て替えが進まない問題があるようです。
マンションの修繕・建て替えには合意形成が必要
現在はマンションの建て替えに「所有者全員の5分の4」の賛成が必要です。
さらに、審議する会に参加してない人は自動的に「否決」にまわることになっています。
かなりハードルが高いですね。
そのハードルの高さゆえにマンションの修繕・建て替えが進まないとされています。
24年 法改正
そんな状況を打破するため、合意形成を取りやすくするための法改正が行われる予定です。
まず、建て替えは全所有者の5分の4から所在明らかな所有者の4分の3になる予定です。
ここで重要なのは「所在が明らかな人」だけの合意でいいというところですね。
リノベーションや売却も同じく「所在明らかな所有者の4分の3」で良くなります。
さらに修繕などの普通決議は「出席者の過半数の賛成」だけでよくなります。
欠席=無効票となります。
それでもハードルが高いには違いないのですが、大分緩和される見込みです。
費用問題
さて、合意形成が取りやすくなるのは良いことですが、全員の合意が必須ではなくなった場合、次なる問題として残るのは費用の問題です。
一応、建て替えには「所在明らかな所有者」の合意が必要となっていますので、費用がかかる事も当然周知されたうえでの決議となる訳ですが、合意形成の条件が緩くなればなるほど、合意後に問題が発生する可能性が高くなるわけです。
特に所在不明者が多くなればなるほど1人あたりの費用は高くなります。
管理料を高めに設定?
合意形成後の費用問題を解消するためには、あらかじめ積み立て費用を多くとっておくことですが、そうするとマンションの販売率に影響を及ぼします。不動産会社にとってはメリットもありませんので、その判断に至る可能性は低そうです。
これから益々問題になる高齢化問題。
どうなるか目が離せません。
有意義な時間になりました。
ありがとうございます。
サポート頂きました場合、朝活の運営費にさせて頂きます。