見出し画像

リクリエーション休暇〜農援ボランティア〜

会社の「リクリエーション休暇」という休暇を活用して農援ボランティア(https://www.agrivolunteer-tokyo.jp)をしてきました。
その名の通り、人手不足に悩む農家さんを応援する東京都の活動です。
いつか畑を持ちたいという思いもあり、少しづつ農作業に馴染むために参加してみました。

初日は町田の農家さんへ。
祖父母がやっていた畑を農大出身のお孫さんが継いで、若手農家として経営していました。この日は翌週が大雨予報もあり、収穫の終わった菜の花の株をひたすら抜いて、マルチを剥がす肉体労働。たった3時間の作業でしたが、全身筋肉痛になりました。

菜の花を抜く前の畑。朝露でびっしょりになりました。
作業完了後の畑。

2日目は、自然循環型農業をしている八王子の農家さんへ。
分けつねぎのネギ坊主の収穫と大根や人参の種まきをしました。

コンパニオンプラントとして周りの草もなるべく除草していません

ネギ坊主はねぎの終わりの花で、普通は盛りを過ぎているので市場に出すものではありませんがこの農園では「走り」・「盛り」・「名残り」それぞれの時期に取れるものを出荷しています。時期によって収穫できる部位や味も異なり季節の味わいが楽しめました。盛りの野菜を収穫して終わりではなく、通年育て続けられるように「分けつネギ」や「あさつき」といった分けつ野菜に今は力を入れて育てているそうです。

ネギ坊主の炙り。ねぎの香りとほんのり蕾の甘みがありました。

畑の周りには自然の草花と一緒にのらぼう菜やが栽培されていました。
生で食べたのらぼう菜は、甘くてとても美味しくおやつのように食べてしまいました。

のらぼう菜と花と草が一緒に育っている光景が不思議

自宅の庭には普段「雑草」と呼ぶことの多いタンポポやナズナ、ドクダミ、シロツメクサといった植物が生えていました。「救荒植物」と呼ばれ、飢餓や戦時に食糧が不足した時にも食べられる植物だそう。大地そのものの力を取り戻すために手は加えずどんな植物が生まれるか楽しんでいるそうです。

この畑のあり方を見て、ふだん自分が無意識に「野菜」と「雑草」、「食べられるもの」「食べられないもの」の線を引いていて、どんなものにも意味があってものの価値はとらえ方次第で無限大だと感じました。

畑の三つ葉

久しぶりの農作業でしたが、循環型農業の形にふれ、野菜の収穫の基本から種の土の被せ方など色々な学びがあり、体も動かせたとても良いリフレッシュの機会になりました。
また参加して季節ごとの変化や味わいを体験したいと思います。

村山


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?