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具体化・抽象化と就活

こんにちは、内山です。
少しずつ暖かい日が増えてきて嬉しいですね。

本日のテーマは「具体化・抽象化と就活」です。私にとって就活時に役立った考えを紹介します。

就活中の読者の自己分析、社会人読者の転職の一助になれば嬉しいです。

具体的・抽象的 とは?

皆さん既にご存知かとは思いますが、改めて定義を振り返りましょう。

具体的
[形動]はっきりとした実体を備えているさま。個々の事物に即しているさま。「具体的な方法」(コトバンク)
抽象的
[形動]
1 いくつかの事物に共通なものを抜き出して、それを一般化して考えるさま。「本質を抽象的にとらえる」
2 頭の中だけで考えていて、具体性に欠けるさま。「抽象的で、わかりにくい文章」
(コトバンク)

上記の説明から分かる通り、具体と抽象は対義語です。
具体的な物は定義がカチッと決められていて、イメージしやすい反面、抽象的なものは定義がフワッとしていて、わかりにくいです。

例えば
裕福な暮らしがしたいという欲望➡︎抽象的
高級車に乗りたいという欲望➡︎具体的
ベンツに乗りたいという欲望➡︎もっと具体的
って感じです。

下の様な箱に例えると理解しやすいかもしれません。
箱の枠組みが抽象的な物だとしたら、その中に含まれる小さい箱は具体的です。
大きな箱は、裕福な暮らしへの欲求
小さい箱は、高級車に乗りたい欲求
大きな箱の中には他にも、
豪邸に住みたい、ブランド物の服を着たい等多くの具体的なイメージの箱が詰まっています。

就活における具体・抽象の考え

ではいつ、この考え方が就活に役立つのでしょうか。

それはズバリ、就活の軸を立てて企業を選ぶ時です。

就活の時には軸を立てるってよく言いますよね。軸を立てるというのは、企業を評価するための採点基準を作る事だと考えています。

例えば
ジョブローテ制度がある…5点加点
給料が高い…10点加点
残業が少ない…20点加点
会社外部との関わりがある…15点加点
といった具合です。

といっても、すぐには軸を立てる事は難しいです。私も就活時には難航しました。
そこで役立つのが具体化・抽象化の考え方なのです。次章のステップを踏んで行けば、きっとあなたの軸も見つかるはずです。

自分の軸を見つけるためのステップ

ステップ① 具体化
自分が漠然と希望する業界や企業をリストアップする

まず、志望理由は言語化出来ていないけれど、憧れている職業や企業、業界をあげていきます。

私の場合はサントリー・総合商社・バンダイ等、粒度はバラバラでも良いので挙げていきました。

ステップ② 抽象化
①でリストアップした会社や業界のどこに惹かれているのかを言葉にし、共通項を探す

この段階ではまだ企業のどこに惹かれているのか明確な言葉に出来ていないと思うので、まずは抽象的な形で希望を言語化します。

あなたがなんとなく、①で挙げた企業に惹かれるのは何故でしょうか。

ちなみに、私の場合は
・何をやってるのかよくわからないが色んな事が経験出来そうだから
という漠然とした理由を見つけ、自分が何に惹かれているかを認識しました。

ステップ③ 具体化
②で出した抽象的な希望を叶えるのは、具体的にどの様な働き方、職業、制度etc…かを考える

次は、抽象的な希望を実現化させる具体的な要素を挙げていきます。

例によって私のケースを出せば
色んな事を経験出来るという希望を叶えるためには、 
・ジョブローテ制度が確立されている
もしくは
・プロダクトサイクルやPJサイクルが短い
かつ
・ジョブやプロジェクトが切り替わる度に真新しい事に挑戦できる

という整理に至り、自分が企業を診る際には上記の点をよく確認していました。

まとめ

いかがだったでしょうか。
具体化➡︎抽象化➡︎具体化のサイクルで自分の軸を認識するイメージが湧きましたでしょうか。

これから就活の学生の皆さん、就活は終えたものの企業とのフィットに悩む読者の一助になれば幸いです。

長い記事となりましたが、読んで頂きありがとうございました。

内山

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