東京うさぎ

ヨネダコウ先生「囀る鳥は羽ばたかない」/おげれつたなか先生「ハッピー・オブ・ジ・エンド…

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ヨネダコウ先生「囀る鳥は羽ばたかない」/おげれつたなか先生「ハッピー・オブ・ジ・エンド」/「呪術廻戦」のファンです。作品の素晴らしさを伝えたいです。

マガジン

  • 囀る鳥は羽ばたかない 9巻 感想

    51話以降の感想です。二人の関係がいよいよ緊迫してきたので、面白くて仕方ありません。

  • 呪術廻戦 感想

    「呪術廻戦」本誌、アニメの感想です。 どうしても腐女子目線。

  • おげれつたなか先生「ハッピー・オブ・ジ・エンド」

    「ハッピー・オブ・ジ・エンド」の感想です。 こんなにも素晴らしいBLに出会えて幸せです。

  • 囀る鳥は羽ばたかない 8巻 感想

  • 囀る鳥は羽ばたかない 6巻 感想

    私は今のところ6巻が一番矢代の百目鬼への想いが溢れていると思います。物語はひとまずの区切りがつき、7巻へと続いていきます。

最近の記事

  • 固定された記事

「囀る鳥は羽ばたかない」について 第46話 感想 その2 ≪矢代が幸せになるために≫

 第46話を読んだ直後は「予想より心を抉られずに済んだ」と強がっていたものの、やはりショックは大きかったようで、あまり眠れず食欲がない日々が続く。  どうやら、影山医院で百目鬼に口でされて「いやいやいや、別にビビッてねーし」と言った時の矢代のように虚勢を張っていたようだ。(3巻第13話)  第46話で矢代が傷ついているから、私もつらい。矢代はあの部屋に一人残されて、どんな気持ちでいるのだろうかと思うと胸がつぶれる。  物語のこの先を考えるために、何かヒントはないかと「20

    • 「囀る鳥は羽ばたかない」 第57話 感想

      第57話  発売直前にドキッとするほど濃厚なキスシーンが公開され、46話以前の私たちであればこれだけで何か月も生きられるようなハイライトだったのに、こんないい場面がチラ見せになるということは本編はもしや…という私の期待通り、というか予想以上に二人が絡み合っていた。  こんなに長尺のベッドシーンは24、25話以来だ。  濃密なセックスの最中に、随所で二人の過去が立ち現れる。  冒頭のディープキスだけで2ページ。  24、25話でさえ、これほど長く二人がキスし続けることはなか

      • 「囀る鳥は羽ばたかない」 第56話 感想

        第56話  一旦部屋から出た百目鬼が、突然戻ってきて矢代の唇から煙草を奪うというドキドキ、ハラハラ、緊張度MAXの場面で終わった55話から2か月、私は期待で胸をいっぱいにしながら56話を待っていた。  百目鬼が仮面の下に隠し続けてきた矢代への感情を表に出し、矢代を問い詰める時が来たら、4年前平田との対決後に中断されてしまった二人の関係が本当の意味で動き出すと信じてきた。  でも、今回はあと少し、もう一押しの所で核心に迫りきらなかった。  お楽しみはまだまだこれからだ。

        • 「囀る鳥は羽ばたかない」 第55話 感想

          第55話  矢代の秘密を知った百目鬼がどう出るのか、わくわくしながら待っていた55話だったが、お楽しみは次回までお預けだ。  今回のメインは綱川と奥山・甲斐の過去と因縁だった。  最後のページの引きが相変わらずすさまじくて、私は叫び声をあげながら読み終えた。  井波から矢代が性的に不能であることを聞かされ、百目鬼は驚いている。  百目鬼の愛撫の前では矢代の体は敏感に反応して、呆れるくらい早く射精してしまうほどなのだから。    直球で井波のテクニックを貶めてくる百目鬼に

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        「囀る鳥は羽ばたかない」について 第46話 感想 その2 ≪矢代が幸せになるために≫

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        • 囀る鳥は羽ばたかない 9巻 感想
          8本
        • 呪術廻戦 感想
          7本
        • おげれつたなか先生「ハッピー・オブ・ジ・エンド」
          15本
        • 囀る鳥は羽ばたかない 8巻 感想
          15本
        • 囀る鳥は羽ばたかない 6巻 感想
          7本
        • 囀る鳥は羽ばたかない 2巻 感想
          7本

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          「囀る鳥は羽ばたかない」 第54話 感想 誰にでも秘密がある

          第54話   今回矢代と百目鬼は別々に行動し、二人を取り巻くヤクザの抗争がじわじわと進行していく。  ハイライトは、読者お待ちかねの百目鬼と井波の対決だった。  桜一家がケツ持ちしているクラブで神谷が黒服を詰めている。  以前、この店では客と黒服が小競り合いになった後、店の金庫から三百万円が消え、奥山組の関与が疑われていた。(第50話)  事件後ママに事情を聞いた百目鬼は、クラブの女の中に犯人を手引きした内通者がいるのではないかと言っていたが、黒服の仕業だったことが判明し

          「囀る鳥は羽ばたかない」 第54話 感想 誰にでも秘密がある

          腐女子が読む呪術廻戦 本誌236話 感想その2・考察編

          注:ネタバレを含みます。 感想その1はこちら 五条悟の死  寝ても覚めても、五条先生の最期の姿が頭から離れない。  高専時代に戻った悟の幸せそうな笑顔と、虚ろな瞳を見開き、口から夥しい血が溢れてもなお美しい死に顔が、代わる代わる瞼の裏に現れて私を混乱させる。  236話読了直後は五条先生の死が受け入れられなくて、作者芥見先生に対して批判的な意見も書いた。  でも、私がこれほどの喪失感に苦しむのは五条先生を愛しているからであって、こんなにも好きになれる作品とキャラクター

          腐女子が読む呪術廻戦 本誌236話 感想その2・考察編

          腐女子が読む呪術廻戦 本誌 第236話 感想

          注意:ネタバレを含みます。  予想していても受け入れられない  初めてそのことを知ったのは、X(旧Twitter)で「来週の本誌のネタバレが出回っているので注意してください」という善意あるポストを目にした時だった。  同時に、私がフォローしている方が「ネタバレだけでこんなに騒ぎになる展開って…」とポストされているのを見て、私はすべてを察した。  五条先生が死ぬのだと。  五条先生と宿儺の新宿決戦が始まった時から、多くのファンが心配していたことだろう。  私も、戦況

          腐女子が読む呪術廻戦 本誌 第236話 感想

          腐女子が見る呪術廻戦 アニメ「渋谷事変 開門」感想

          注意:単行本までのネタバレを含みます。 最強の五条悟の最大の弱点   五条悟が獄門疆に封印された。  私は単行本や本誌を読んでいるので、アニメ2期が始まった時からこうなることはわかっていた。  それでも、作画の美しさ、演出の素晴らしさと、中村悠一さんの声と演技によって五条先生がめちゃくちゃかっこよくなっていて痺れた。  圧倒的な強さで呪霊や改造人間を薙ぎ払う五条を獄門疆の前に足止めさせたのは、彼にとっての唯一の弱点ともいうべき夏油傑の存在だった。  五条が無下限の術式

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          「ハッピー・オブ・ジ・エンド」 ep.16&17(最終話)感想

          愛する物語の終わり  大好きだった 「ハッピー・オブ・ジ・エンド」が最終話を迎えた。  2巻読了時に私が想像していたのとは、まったく違った形で。(3巻予想) 「ハピエンにする」とおげれつ先生がおっしゃっていた通り、優しく暖かく、希望の持てるハッピー・エンドだった。  何があっても揺らがない千紘と浩然の愛情が、切なくて美しかった。  でも、なんだか胸の中にモヤモヤしたものが残り、1、2巻を読んだ時のように純粋に「感動した~!!」と思えなかった。  私はおげれつ先生の絵

          「ハッピー・オブ・ジ・エンド」 ep.16&17(最終話)感想

          腐女子が見る呪術廻戦 アニメ感想その弐 一年ズとさしす

          注意:筆者はボーイズラブ(BL)を愛好するいわゆる腐女子です。    本誌のネタバレを含みます。 アニメ最高!!  もしもアニメがこれほど素晴らしいものでなかったならば、こんなにも呪術廻戦に捉われることもなかっただろう。  アニメ1期を見た時、私は虎杖と伏黒のお互いを大切に想い合う強い信頼関係に痺れたのだけれど、2期「懐玉・玉折」編ではすっかり、やんちゃ悟と夏油の最強コンビの虜になってしまった。  五条先生と夏油は呪術廻戦の裏(?)主人公なのだと改めて認識した。  「

          腐女子が見る呪術廻戦 アニメ感想その弐 一年ズとさしす

          呪術廻戦アニメ2期「懐玉・玉折」感想 声優さんの名演が輝いた永遠の青い春

          注意:ネタバレを含みます。 とにかくすべてが素晴らしかった!  呪術廻戦アニメ2期「懐玉・玉折」編全5話を見終わった。  毎回あまりにもすべてが素晴らしくて、深夜にテレビの前で打ちのめされていた。  第5話「玉折」は、原作を読んでいるから悲しい展開になると知っていても、櫻井孝宏さんの名演により夏油の苦しみが痛いほど伝わって、見ているのがつらくなるほどだった。  作画、演出の良さについては以前にも書いたが、私はとりわけ第4話「懐玉・肆」の作画が好きで五条悟の青い瞳は宝石

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          「囀る鳥は羽ばたかない」 第53話 感想

            第53話  矢代が百目鬼のネクタイに指を絡め、顔と体を寄せ合う表紙の二人の雰囲気が以前より少し柔らかくなっている気がして油断したのも束の間、第53話の扉絵を見た瞬間、私の心はすっと凍りついた。  後ろ手に縛られて、跪く矢代。  矢代の頬に左手をかけた百目鬼が、このまま股間に顔を引き寄せて「舐めろ」とか「咥えろ」とでも言い出しそうな衝撃の構図。 「両手を縛られる」ことは、矢代にとって象徴的な行為なのだと改めて思う。  幼い頃義父に犯された時から、第1話冒頭で刑事とヤ

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          腐女子が見る呪術廻戦(懐玉・玉折編感想) アニメ2期が最高過ぎた

          注意:筆者はボーイズラブ(BL)を愛好するいわゆる腐女子です。    「呪術廻戦」のネタバレを含みます。 呪術アニメ2期が凄過ぎる   私はアニメ1期を見て原作ファンとなり、今では毎週発売日0時にジャンプ本誌を読むほど「呪術廻戦」にハマっている。  アニメ2期ももちろん楽しみに待っていたのだが、初回から脚本、作画、演出のすべてが期待を遥かに上回る素晴らしさで毎回感動している。  中でも、昨夜放映された第4話(懐玉・肆)は別格の出来だった。  呪霊を使いこなす夏油と伏黒

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          「囀る鳥は羽ばたかない」 第52話 感想

          第52話  待ちに待った25話以来の二人のセックス。  しかし、あの時とは全く違って、私の心は虚しさに包まれたのだった。  濃厚なキスを交わしながら、百目鬼は矢代のシャツを脱がす。  そのまま遠慮なく局部に触れ、矢代の首筋を噛む。  矢代は百目鬼にしゃぶられている最中でさえも、百目鬼とママができていることを思い出してしまう。  それほど、「百目鬼の女」を気にしている。  上半身裸になった百目鬼の背中には、宝珠を持った天女の刺青が彫られている。  おそらく吉祥天女だろう

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          「ハッピー・オブ・ジ・エンド」 ep.15 感想

          ep.15  新宿の路地裏で浩然がマヤを包丁で刺すという衝撃の14話から9か月。  待ちに待った15話は予想を遥かに超えた展開で、驚きとショックの連続だった。  15話では浩然の瞳が闇のように黒いままで、時折わずかに光が灯るのみだ。    マヤの腹部に突き刺した包丁を両手でしっかりと掴みなおし、頭上から勢いよく振り下ろそうとする浩然は、千紘と自分の未来のためにマヤを本気で殺そうとしているように見える。  泣きながら「たすけて…」と命乞いをするマヤ。  その時、突然鳴り出し

          「ハッピー・オブ・ジ・エンド」 ep.15 感想

          腐女子が読む呪術廻戦

           週刊少年ジャンプに連載中の「呪術廻戦」(芥見下々先生)は、大人気作品なので、うっかりこのページに迷い込んでしまった方がいらっしゃるかもしれません。  ボーイズラブ(BL)や腐女子というものが苦手、お嫌いな方はすぐにお戻りください。 注意  私はボーイズラブ(BL)作品を愛好する、いわゆる腐女子です。  普段はnoteにBL漫画の感想を書いています。  わかりやすいようにこんな題名をつけましたが、この記事では「呪術廻戦」全体の展開に関する考察や予想、「呪い」とは「正しい死

          腐女子が読む呪術廻戦