TokyoYoshida

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iOSモバイルアプリのフリーランスエンジニアです。アプリ開発やSwift関連の情報を中心に発信しています。お仕事のご依頼は、メールにて yoshidaforpublic@gmail.com 宛にお気軽にご相談ください。

マガジン

  • Unity実験室

    Unityについての実験をまとめています。

  • iOSエンジニアの開発日誌

    iOSエンジニアが開発していて調べたことなどをまとめます。SwiftやUIKitなど、購読すれば自然とiOS開発に必要な知識が身につくようなことを書きます。

  • モバイルアプリエンジニアのためのTensorFlow入門

    TensorFlowをこれから触ってみたい方のための入門です。主にモバイルアプリエンジニアでの活用方法を書きますが、アプリに関係なくTensorFlowの入門をしたい方にも広く参考になると思います。

最近の記事

  • 固定された記事

2021年1月〜4月の振り返り

ちょっと期間が中途半端ですが、今年1月から4月の振り返り記事です。 今回は技術のことに絞って書いてみようと思います。 ディープラーニング・オセロを作りましたディープラーニングを用いたオセロのアルゴリズムを作りました。Python + TensorFlowでモデルを作り、Core MLを用いてiOS上で動作するようにしました。 アルゴリズムはDeepMindのAplhaGoを模したもので、オセロ用に改変しています。去年から少しずつ作り始め、最初は私にほとんど勝てない弱弱な

    • ARトラの作り方

      寅年ということで、Unityを使ってARのトラを作ってみたので、作り方を紹介したいと思います。仕上がりはこんな感じです。 このトラは、部屋の状態を察知し、指定した目的地まで障害物を避けて到達してくれます。遠くに離れていても、呼べばなんとか自分のもとに着てくれるので、なかなか可愛いやつです。 使用した環境: Unity 2021.1.5f1 MacBook Pro iPhone 13 Pro Max ※LiDARスキャナを搭載したiOSデバイスが必要です 仕組みの大まかな

      • iPhone LiDAR + Unityで鬼滅のARアプリのような雪を降らせる

        鬼滅の刃とauのコラボ企画「こころ、ゆさぶる伍ノ世界。」のARコンテンツ「超幻実」に感動したので、iPhoneのLiDARスキャナとUnityを使ってこのアプリのような雪を降らせてみました。 この記事はその方法を解説したいと思います。 使用した環境: Unity 2021.1.5f1 MacBook Pro iPhone 13 Pro Max 「超幻実」アプリの画像 「超幻実」アプリはこちらから入手できます。 仕組みの大まかな説明 iPhoneのLiDARスキャナ

        • 2021年のふりかえり

          2021年のふりかえりを書いていきます。 結婚は7年目、長男は5歳に、次男は3歳になりました。 私はフリーランスエンジニアになって2年目を迎えました。自由に使える時間が増えたので、その分、子供たちと過ごす時間が増えた1年間でした。 子どもたちは、ほとんどのことが自分でできるようになってきたので、親としてはだいぶ楽になりました。 ただ、その分、主張も強くなってきて、2人の子の意見がぶつかるとうまくまとまらないこともしばしば、といった感じです。 一緒に遊ぶときの内容も高

        • 固定された記事

        2021年1月〜4月の振り返り

        マガジン

        • Unity実験室
          4本
        • iOSエンジニアの開発日誌
          18本
        • モバイルアプリエンジニアのためのTensorFlow入門
          6本

        記事

          Unityのサーフェースシェーダーの最小実装

          Unityのサーフェースシェーダー(Standard Surface Shader)の最小実装の方法を紹介します。 1.Unityを起動し「3D」でプロジェクトを作る 2.ヒエラルキータブから3D Object > Cubeを選択して立方体を作る 3.プロジェクトタブからCreate > Materialでマテリアルを作る 4.作ったマテリアルをさきほど作ったCubeにドラッグ・アンド・ドロップしてアタッチする 5.プロジェクトタブからCreate > Shader

          Unityのサーフェースシェーダーの最小実装

          Unityのシェーダーの種類を整理する

          環境:Unity 2021.1.5f1 Unityのシェーダーの種類は次のようなものがあります。 スタンダードサーフェースシェーダー(Standard Surface Shader)・・・簡単にかけるシェーダー。ライティングの処理などはUnityがしてくれる。ユニットシェーダーに変換される。 ユニットシェーダー(Unit Shader)・・・複雑な処理のかけるシェーダー。頂点シェーダーとフラグメントシェーダー。ライティングの処理は自分で書く必要がある。 イメージエフェ

          Unityのシェーダーの種類を整理する

          モバイルアプリエンジニアのためのTensorFlow 2.x 入門 (6) - モデルの情報を得る

          モバイルアプリエンジニアの方がTensorFlowに入門するための連載記事です。 今回はモデルの構造を可視化したり、中間層の値を確認する方法について説明します。 機械学習におけるモバイルアプリエンジニアの役割は、主に専門家が作ったモデルをアプリで動かすことだと思います。 アプリで動かせる形に変換するためには、モデルがどのような入出力で、どのような構造をしているのかといった情報を把握する必要があります。 同じ会社内でモデルを作っている場合は、仕様の情報としてもらえばいい

          モバイルアプリエンジニアのためのTensorFlow 2.x 入門 (6) - モデルの情報を得る

          モバイルアプリエンジニアのためのTensorFlow 2.x 入門 (5) - 画像データセットの読み込み

          モバイルアプリエンジニアの方がTensorFlowに入門するための連載記事です。 今回は画像データセットの読み込み方について説明します。 前回まではモデルの書き方の説明など、基本的な使い方を説明しましたが、モバイルアプリエンジニアのという観点からすると、画像の読み込みはよくありそうなユースケースなので、このテーマを選びました。 画像の読み込みは、tf.data.Dataset & TFRecordを用いた方法と、ImageDataGeneratorを用いた方法の2種類が

          モバイルアプリエンジニアのためのTensorFlow 2.x 入門 (5) - 画像データセットの読み込み

          2020年のふりかえり

          この記事は エンジニアと人生 Advent Calendar 2020 14日目の記事です。 2020年は、けっこう良い年でした。 どのぐらい良い年だったかというと、冒頭のようなきれいな紅葉の写真を散歩中に撮れるぐらいに良い年だったかなと思います。 今年はとくに紅葉がきれいに感じられるので、ということは良い年だったのではないかと🍁 結婚は6年目、長男は4歳に、次男は2歳になりました。 次男が歩けるようになったことが大きくて、身体的な負担はだいぶ減りました。 思えば

          2020年のふりかえり

          モバイルアプリエンジニアのためのTensorFlow 2.x 入門 (4) - さまざまなモデルの書き方

          モバイルアプリエンジニアの方がTensorFlowに入門するための連載記事です。 今回はさまざまなモデルの書き方を説明します。 TensorFlowは歴史的な経緯から、さまざまなモデルの書き方ができます。これも混乱ポイントなので1つ1つ紹介したいと思います。 書き方は主に次のような分類があります。 ・Sequential API ・Functional API ・Subclassing API それぞれの書き方と特徴を説明したいと思います。 この入門は、Goog

          モバイルアプリエンジニアのためのTensorFlow 2.x 入門 (4) - さまざまなモデルの書き方

          モバイルアプリエンジニアのためのTensorFlow 2.x 入門 (3) - 最小実装でモデルを作って学習させる

          モバイルアプリエンジニアの方がTensorFlowに入門するための連載記事です。 今回はいよいよ機械学習のモデルを作ってトレーニングして推論までしてみます。 この入門は、Google Colaboratoryを使います。使い方は第1回にありますので、そちらをご覧下さい。 過去の記事はこちらからご覧下さい。 モデルを作るまずは、最小実装でモデルを作ってみます。 0〜5の範囲の数字を入力すると、偶数か奇数かを判定するモデルです。 <モデルのイメージ> 出力は、偶数=

          モバイルアプリエンジニアのためのTensorFlow 2.x 入門 (3) - 最小実装でモデルを作って学習させる

          モバイルアプリエンジニアのためのTensorFlow 2.x 入門 (2) - いろんな処理の書き方

          モバイルアプリエンジニアの方がTensorFlowに入門するための連載記事です。 今回は、基本的な処理の書き方を説明します。 TensorFlowは歴史とともにいろいろな処理の書き方ができるようになっています。それが混乱ポイントでもあるので、それぞれの書き方を紹介し、違いを説明します。 この入門は、Google Colaboratoryを使います。使い方は第1回にありますので、そちらをご覧下さい。 第1回はこちらです。 前回のコードの振り返りと、解説最初に、前回書い

          モバイルアプリエンジニアのためのTensorFlow 2.x 入門 (2) - いろんな処理の書き方

          モバイルアプリエンジニアのためのTensorFlow 2.x 入門 (1) - 最小コードで動かしてみる(Web上で試せます)

          モバイルアプリエンジニアの方が、TensorFlowに入門するための記事を書いていこうと思います。 『モバイルアプリエンジニア』のための、と題しているのは私がモバイルアプリのエンジニアだからで、最終的にはモバイルアプリでモデルを動かすときの情報を書こうと思っているからです。 ただ、最初はTensorFlowの基本から入っていきたいと思いますので、アプリエンジニアの方以外にも参考になるかと思います。 TensorFlowとはなにかTensorFlow(テンソルフロー)とは

          モバイルアプリエンジニアのためのTensorFlow 2.x 入門 (1) - 最小コードで動かしてみる(Web上で試せます)

          夏目漱石の小説をディープラーニングに読ませていろいろ質問してみた

          Transformersという自然言語処理のディープラーニングモデルがありますが、これを簡単に構築できるSimple Transformersが面白そうなので試してみました。 Simple Transformersを使うと、モデルに文章を読ませたあと、こちらが質問をすると文章の中から回答を返してくれます。 ということで、夏目漱石の小説をいくつか読ませてQ & Aをやってみたいと思います。 1. 夏目漱石の小説を入手する夏目漱石の小説は青空文庫から入手できます。 ただ、

          夏目漱石の小説をディープラーニングに読ませていろいろ質問してみた

          AIで一足お先に紅葉狩り

          そろそろ紅葉の季節がやってきましたが、CycleGANという技術を使って一足お先に紅葉を楽しんだので、その作り方を紹介します。 それでは早速説明します。Google Colaboratoryを使います。 1. データを収集する データは、紅葉じゃない写真と、紅葉の写真です。この2つを集めてCycleGANに学習させると、写真を紅葉にしてくれる『紅葉フィルター』が作れます。 画像データは、icrawlerというフレームワークを使うと簡単です。 キーワードを設定するとネット

          AIで一足お先に紅葉狩り

          Blenderでテーブルとコップと葉っぱを描いてみた

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