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FAVORITE MUSIC OF 2022

年末恒例のオバマ元大統領プリイリスト風の東京ゾンビ版2022です。

簡単な紹介をさせていただきます。

今年はレッチリの新譜にJOHN FRUSCIANTE復活に加えまさかの2枚リリースのほか、久しぶりのYEAH YEAH YEAHS新譜が嬉しかった。

そして胸にすっと入ってくる不思議な声の持ち主BETH ORTONのアルバム「WEATHER ALIVE」は素晴らしかった。夕暮れのポートレイトが縁取る暗がりの海岸のジャケットの美しさ、光と影のコントラストに人生の折り返し地点を想起させられた人も少なくないのではないか。

最近のアーティストだと痛快ポップスのWET LEG、ポストパンクなHORSEGIRLはロックが少し元気になった気がするし、一方でALEX Gのアルバムの音色の美しさはPITCHFORKでも絶賛だ。素晴らしい来日公演も見せてくれてBIGTHIEF、LOUIS COLEも素晴らしい楽曲を届けてくれた。

日本のアーティストだとインスタグラムなどでチャーミングな姿を見せるUA、十代のロジック使いAOのトラック能力にも脱帽。

そしてSUDAN ARCHIVES、ROSALIAのワールドミュージック寄りのリズムは音楽の可能性を広げたと思う、ぜひ聴いてほしい。

最後にWEYES BLOOD(ワイズブラッド)の「IT'S NOT JUST ME IT'S EVERYBODY」のミュージックビデオで描かれた死体の転がる劇場で繰り広げられる妖艶で無邪気なダンスが頭の中を繰り返す。2022年に起きた大規模な武力侵攻がメディアを通して情報として入ってくるスペクタクル、自分ごととしてどこまで考えられるか、試されている気持ちにさせられた。

その年に生まれた音楽は、その年を生きた自分や社会と無縁ではなく、何かが引っかかるから心に響くのではないか?そんな風に思いをはせながら、4回目のプレイリストを曲の流れ含めて吟味してみました。お聴きいただければ幸いです。

その他良かった曲もBサイド集としてまとめています。


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