かぐや
ある夜
流れ星が光って落ちました
次の夕方おじいさんは竹林で
光っている竹を見つけました
その竹を切ると
中から女の子が出てきました
おじいさんはその女の子を
家に連れて帰りました
見つけた時は七歳位でしたが
家に着く頃には
二十歳位の娘に成長していました
「おじいさん、育ててくれてありがとうございます。私は行く所があるのでこれで失礼いたします」
娘はおじいさんにお礼を言いました
「わしは何もしておらんが、これも何かの縁じゃ。何か食べて行きなさい」
おじいさんは遠慮する娘を家に招き入れました。そしておばあさんの手料理でもてなしました
その頃、無数の流れ星が夜空を埋め尽くしていました
ご馳走の礼を言いおじいさんの家を後にした娘は光る物を手に話し始めました
「地球侵略は中止する。我々は作戦を変更し月の裏側に移り住む」
こうして彼らは今でも地球人に知られる事なく月の裏側で静かに暮らしています
そしてこの時の出会いがおとぎ話となって語り継がれましたとさ
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