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半日村が一日村になった。

この前、イヤミスの女王、湊かなえさんがNHKの番組に出ていらした。その中で、紹介されていた絵本、半日村の話が心に響きました。

モチモチの木と同じ版画テイストの絵本。半日村には大きな山が太陽を遮り日照時間が一日の半分。作物が育たず、村人たちは青い顔をしていました。大人たちがあの山さえなければと嘆くのを聞いて、村に暮らす少年があるとき、山へ登り、土を湖に捨て、また登るを繰り返し始めました。

最初はみんな笑っていましたが、大人たちも混ざるようになり、子供たちも加わって何年も同じことが繰り返されました。大人たちは死んで子供たちも大きくなっても続けていました。すると、ある朝、朝日が村を照らし出したのです。山は半分になり、作物が育つようになり、土で埋まった湖は田んぼに、と豊かになったそうです。

……こんな概要でした。私の覚えてる内容。

この話で湊さんはいつも真っ白な原稿に向かうとき、コツコツとしてれば山も減ると考えながら向かっているそうです。完成すると半日村が一日村になったー、と声が聞こえるそう。

湊かなえさんは主婦から作家に。でも、家のことは優先されてきました。主婦って真面目にすると過酷なのに、すごいです。しかも、あの執筆スピード。

来年はようやく一年お休みできるそうです。英語を習ったり習い事したり、ぼーっとする時間、登山の時間を確保するそうです。今から楽しみですね。もう、空っぽです、と微笑んでいたのが印象的でした。ここまで、駆け抜けた方なら空っぽにもなります。私は昔に比べて隙間時間の空想も減り、小説も書いてません。

コツコツ、無駄だと笑われてもやってみる。色々学ぶことが多い番組でした。もっとこの作家さんのことが知りたくなりました!

なので、早速、湊かなえさんのエッセイ山猫珈琲を注文してしまいました(笑)届くのが楽しみです。

久しぶりにちょっとだけやる気が出てきました。

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