マーケティングを考える:僕がそれを好きな理由

モノが売れることとか、結果が見えることとか、あんまり興味がないんです。僕がマーケティングを好きな理由は、「(特定の)人を楽しませることができるから」なんです。

別の言い方をすると「(特定の)人を楽しませるための問いを立てるためのフレームワーク」だから、という言い方もできるかもしれません。

僕はマーケティングのキモはSTP分析だと思っています。セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング。これに尽きる。これによって「(特定の)人を楽しませる」が可能になるんです。「楽しませる」は「満足できる」とかに言い換えてもいい。なんとなく「いい気持ちになる」って言ってもいい。

生活をしていて、僕らはたくさんの悩みを抱えています。そして、それはひとりひとり違う。それを、なんとなくこのグループは同じ悩みを抱えていると言っても良さそうだ、というふうに分けていくのがセグメンテーション。セグメンテーションというとミーシーに分けないといけない感じもしちゃうので、クラスターとかトライブとか言ってもいい。

そうして自分たちの「モノ」が幸せにできそうな「人たち」が明確になる。そうしたら、その人たちにどう思ってもらいたいか、そのために、改めて「モノ」はどうあるべきか、どういう値段をつけるのか、どこで買ってもらうのか、どういうチャネルでどういうメッセージを送るべきなのか、を考えられる。STPからの4Pですね。

これって本当によくできてる技術だと思うんです。人を楽しませる技術。だから好きなんです、マーケティング。

僕はそういうことがやりたいんですよね。

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