プレミアリーグ　第二節：アーセナルVSレスター

■スタメン紹介

HOME：アーセナル

GK：ラムズデール

DF：ホワイト、サリバ、ガブリエウ、ジンチェンコ

MF：トーマス、ウーデゴール、ジャカ、サカ、マルティネッリ

FW：ジェズス

AWAY：レスター

GK：ウォード

DF：カスターニェ、フォファナ、エヴァンス、アマーティ、ジャスティン

MF：ティーレマンス、デュースバリー・ホール、エンティディ

FW：ヴァーディ、マディソン

■前半

前半4分　アーセナル陣内でジャカがボールを受けたところでフォファナがボールを奪ってヴァーディに繋ぎ、再度ボールを受けてシュートを放つも、ラムズデールがブロック

前半7分　トーマスから抜け出してジャカにパスを出すも繋がらず。前節に続きジャカが飛び出していくシーンが見られて、今シーズンはジャカが得点に絡むシーンが増えていくかもしれないと思った。

前半20分　サリバのインターセプトからアーセナルがボールを繋ぎ、サカのクロスからジャカがシュートを放つもウィードがセーブ、こぼれ球をジンチェンコがシュートを放つが枠外へ

前半23分　ジェズスが左サイドに流れてボールを受ける。ジェズスからマルティネッリ→ジャカ→ジェズスと繋ぎ、ループシュートを放つ。これが見事に決まり、アーセナルが開幕戦に続き先制点を奪う。ジャカからのパスはジェズスの後ろ側にズレていたがファーストタッチで転がす感じで前に持っていったのが大きな分岐点になったと思う。

前半35分　アーセナルのCK。マルティネッリがニアに入れたボールをヴァーディが触り、最後はファーサイドにいたジェズスがゴールに押し込み、アーセナルが追加点を奪う。開幕戦に続きCKからの得点と1試合で2ゴール以上とることとなった。

前半37分　ラムズデールからジェズスにロングパスが繋がる。ボールを受けたジェズスはエヴァンスをターンで交わすも、戻ってきたエンディティが触り、シュートは打ちきれず。

前半41分　レスター陣内でプレスからボールを奪いウーデゴール→ジェズス→マルティネッリ→ジェズスと繋ぎ、ジェズスがシュートを放つもウォードがブロック。サイドでのワンツーからの崩しはアーセナルの攻撃の形となっており、見ていてワクワクする。

前半は2-0のまま終了し、アーセナルリードで折り返す。

■前半の印象

・ジェズスの活躍が目立った前半となった。2得点ともにペナルティエリア内に入り、得点が取れる場所にちゃんと入れているという印象。またサイドに流れて溜めを作ることができたり、周りを使って背後に抜け出したりと手数が多く、マークについていたエヴァンスは何もできなかったと言わざるを得ないくらいきつい前半となった。

・ジンチェンコ、ジャカ、トーマスのビルドアップ時の連動性がいいなと思った。ジンチェンコが中に入ってくる時はジャカやトーマスがサイドに流れていたり、中央に固まるのではなくいいバランスでポジショニングが取れているなという印象。

・アーセナルとしては開幕戦に続きリードを奪って前半を終えられている。攻撃の手数も多く、見ていて率直に面白い。気になる点としては、ジャスティンとホワイトのマッチアップのところで、ジャスティンにボールが入ったり、ホワイトの裏のスペースにボールを蹴られたら怖いなと思った。前半1度だけジャスティンがクロスまでいく形があったので、それが一つ気になるポイント。

・レスターとしては、組み立てができていない。ジェズスのプレスの掛け方の良さもあるがティーレマンスやデュースバリュー・ホールがボールをさわれていない気がする。マディソンが何度か降りてきてボールを触ることはあった。もう少し早めにサイドに揺らしてWBからヴァーディの裏という形か、敵陣でボールを奪ってのショートカウンターを増やしたい。理想は前半42分のようなヴァーディが裏に抜け出した感じ。

■後半

後半8分　エヴァンスからのロングボールをジャスティンがヴァーディに送ったパスをサリバが頭で触る。ラムズデールが飛び出していたこともあり、このボールがそのままアーセナルゴールに入ってしまう。

後半10分　ホワイトがあげたクロスをウィードがキャッチミス。それをジェズスがパスし、最後はジャカが押し込みアーセナルが失点直後に得点を奪う。オウンゴールで流れが悪くなってしまうところだったが、すぐに取り返すことができたのはとても大きい。

後半29分　マディソンからイヘアナチョに繋ぎ、イヘアナチョが中に切り込んだところで、追い越してきたマディソンにパス。パスを受けたマディソンがシュートを放つとラムズデールの股下を通り、ゴールイン。レスターがまたしても1点差に迫る。

後半30分　レスター陣内でまるティネッリがパスカット。これをマルティネッリ→ウーデゴール→ジェズス→マルティネッリと繋ぎ、マルティネッリがシュートを放つとファーサイドポストを掠めてゴールイン。またしても失点直後に取り返す。マルティネッリは開幕戦に続き2試合連続得点となる。

後半35分　スローインからマルティネッリ→サカと繋ぎ、サカがシュートを放つもGKにブロックされる。DFに当たりジェズスにいい形で溢れてくるもシュートは決められずハットトリックとはならず。

試合はこのまま終了し、4-2でホームのアーセナルが勝利した。

■後半の印象

・オウンゴールをしてしまったもののサリバの良さが全体を通して出ていた印象。インターセプトをしたり、1VS1で仕掛けられてもボールを奪い切ったり、チームとしてサリバがいるから大丈夫と思えるシーンが複数回あった。

・得点に繋がるような決定的なシーンはなかったものの、ウーデゴールの存在の大きさみたいなものを感じた。ウーデゴールにボールが入ったらまずボールを失うことがないし、ボールを配給できるからこそ、周りの選手が安心して前に飛び出していける状況ができている。

・ジェズスやマルティネッリなど攻撃から守備の切り替えも早いが、守備から攻撃への切り替えも早かった。特に4点目なんかはマルティネッリがセンターサークル付近でボールを奪って、ボールを預けて最後は自分でゴールを決めるという、まさに守備から攻撃への早さが出たシーンだった。得点をとる選手はゴール前まで当たり前のように入っていくということを改めて感じることができた。

・今までレスターはヴァーディを起点として得点を取っている印象があったが、マディソンが起点となっていることがわかった。もちろん今日はそういう試合だったのかもしれないが、マディソンが前向きでボールを受けた時はほとんどチャンスとなっていた印象。パスも供給できるし、得点も取ることもできるし、相手にとって脅威。

■試合結果

アーセナル　4-2 　レスター

得点：

アーセナル：23分、35分　ジェズス　55分　ジャカ　75分　マルティネッリ

レスター：53分　オウンゴール　74分　マディソン

警告：

アーセナル：90分　冨安

レスター：16分　フォファナ

交代：

63分　ティーレマンス→プラート、アマーティ→ダカ

70分　ヴァーディ→イヘアナチョ

75分　ホワイト→冨安

77分　ジンチェンコ→ティアニー

84分　サカ→スミス・ロウ

85分　ジェズス→エンケティア