プレミアリーグ　第五節：アーセナルVSアストンヴィラ

■スタメン紹介

HOME：アーセナル

GK：ラムズデール

DF：ホワイト、サリバ、ガブリエウ、ティアニー

MF：ロコンガ、ジャカ、サカ、ウーデゴール、マルティネッリ

FW：ジェズス

AWAY：アストンヴィラ

GK：マルティネス

DF：キャッシュ、コンサ、ミングス、ディニュ

MF：マクギーン、カマラ、ラムジー、べイリー、ブエンディア

FW：ワトキンス

■前半

前半10分　ウーデゴールのFKからジェズスがボールを受けてシュートするもマルティネスがセーブする。

前半16分　アーセナルがプレスからカマラのパスミスをウーデゴールが奪う。ウーデゴールはジェズスの前のスペースにパス。ジェズスはミングスとの競り合いに勝ち、中へクロスを上げるも、マルティネスが弾く。弾いた後にDF含めガチャガチャとなったところのこぼれ球をウーデゴールが2度シュートにいくもどちらもDFがブロックし、得点とはならず。

前半23分　相手のパスミスから奪ったボールをサリバ→ホワイト→ウーデゴール→ジャカと繋ぐ。ジャカはラムジーを弾き飛ばしながらドリブルし、マルティネッリへパス。マルティネッリはトラップからファーサイドのサカへクロスを入れる。サカは無人のゴールへ流し込むだけというシーンであったが、利き足の逆である右足で枠へ運べず。　

前半30分　ロコンガからティアニーへ展開。ティアニーはワイドに開いたマルティネッリへパス。マルティネッリはボールを前に運び、斜め前のスペースに入ってきたジャカへパス。ジャカがダイレクトで上げたクロスがコンサに当たり、ゴール方向にボールが飛ぶも、マルティネスが触る。このこぼれ球をジェズスが左足を振り抜き、ネットを揺らす。

前半47分　ガブリエルからワイドにとったティアニーへパス。ティアニーは前線に走り込んだジャカへ浮き玉のパス。ジャカは頭でマルティネッリへおとす。おとしを受けたマルティネッリはダイレクトでシュートを放つもマルティネスがセーブ。

前半はアーセナルが1点リードのまま終了する。

■前半の印象

・今季初スタメンとなったロコンガはあまり持ちすぎることなく、簡単に周りの選手にボールを配給していた。セカンドボールの回収もできており全体的に安定感のあるプレーができていた印象。

・ジャカは、前半は低めの位置でプレーすることが多かったが、後半にいくにつれていつも通り高めの位置で、ボールを受けてプレーすることが多くなっていった印象。得点時もワイドにとっていたマルティネッリからペナルティエリア内に侵入してのプレーができていた。

・アストンヴィラとしては、表向きの守備でプレスの強度は高めでプレーできているが、背後に入られた時に誰がプレスに行くのかとか、誰がついていくのかというところが曖昧になっており、後手の守備が多かった。立ち上がりは前からプレスをかけて奪ってからのショートカウンターができていたが、時間が経つにつれて、サイドにボールを揺さぶられてプレスにいけることが少なくなっていった。ラムジーが13分にイエローカードをもらってしまい、若干球際で強くいけなくなったのも大きい。

■後半

後半10分　ウーデゴールがFKから直接狙うもマルティネスがセーブする。

後半28分　ラムジーが自陣でボールを拾い、ベイリーへパス。ベイリーはティアニーを抜き切らずにシュートを放つも、ラムズデールがセーブする。

後半29分　ドウグラスルイスが蹴ったCKが直接ゴールに入り、同点に追いつく。（結果論ではあるが、1本目の時にジャカが前に弾けていたら失点にならなかったかもしれない。）

後半32分　ガブリエルから左サイドのマルティネッリへロングパス。マルティネッリは中に仕掛けてフリーの冨安にパス。冨安はトラップが浮いてしまうもセカンドタッチでサカへパス。サカは切り返してファーサイドへクロス。これをマルティネッリが左足でシュートを放つ。マルティネスは触るも弾ききれずアーセナルが勝ち越しゴールを奪う。

試合はこのまま2-1でアーセナルが勝利する。

■後半の印象

・サカは前半の決定機を含めて得点に直結するプレーができていなかったが、マルティネッリのゴールをアシストすることができて良かった。ドリブルで仕掛けて抜いていくシーンは良かったが、なかなか得点に絡めていなかっただけにアシストできたのは今後にとって非常に大きい。

・アーセナルは前節に続き失点から10分以内に取り返せたのが大きかった。展開的にずっとアーセナルペースで試合を進めつつ追加点が取れない中で、失点して追いつかれてしまったが、すぐに取り返すことができるのが今のアーセナルの雰囲気の良さ。

・ウーデゴールが若干不調気味に見えた。チャンスを演出する機会があまりなく、不用意なボールロストも見られた。最後は怪我をして交代と今日は不運なことが続いた。大きな怪我に繋がらないことを祈るばかり🙏

・エンケティアはコンディションがいい。今シーズン得点こそないものの、ドリブルで仕掛けてシュートまでいったり、前線でボールを収めてためを作ったりと攻撃の起点になれている印象。あとは得点が取れればもっと評価を上げられる気がする。

・冨安は今節もホワイトに代わっての途中出場になった。対人での対応やボールを運ぶところ、ボールを保持するところと判断していいプレーができていた印象。勝ち越しゴールの際も関われたことはコンディションがいい証拠なのかなと思った。（両サイドバックがペナルティエリアの前までいけているのが得点を取れる一つの要因）

・ロコンガは中盤の繋ぎ役として簡単にプレーできていたが、地味に守備をサボることもあったのでもう少しレベルが上がった時に、少し不安があるなと思った。守備になった時にジョギングであったり、相手の近くにいるけどプレスに行かないシーンもあったので、守備の面で改善が必要だと思った。

・アストンヴィラは得点をとったものの、流れから決定機をむかえることはなかった気がする。どう組み立てていくのかなど攻撃のパターンがわからず、個の力に頼りすぎているかなと思った。守備に関して球際に強くいける選手がいるので、チームとしてどこではめて奪うのかや誰のところで奪うのかを共有できたらカウンターからの得点もできるのかなと思う。

■試合結果

アーセナル　2-1 　アストンヴィラ

得点：

アーセナル：30分　ジェズス　77分　マルティネッリ

アストンヴィラ：74分　ドウグラス・ルイス

警告：

アーセナル：39分　ウーデゴール　48分　サリバ

アストンヴィラ：13分　ラムジー　54分　コンサ　68分　マクギーン

交代：

65分　ホワイト→冨安

73分　マクギーン→ドウグラスルイス、ブエンディア→コウチーニョ

81分　ウーデゴール→スミス・ロウ

83分　カマラ→ダニー・イングス

88分　サカ→ホールディング、ジェズス→エンケティア