トッテナムVSアーセナル観戦日記

スタメン

トッテナム
GK:ロリス
DF:ロメロ、ダイアー、ラングレ
MF:ドハーティ、サール、ホイビュア、セセニョン
FW:クルゼフスキ、ケイン、孫興民

アーセナル
GK:ラムズデール
DF:ホワイト、サリバ、ガブリエル、ジンチェンコ
MF:ウーデゴール、トーマス、ジャカ
FW:サカ、エンケティア、マルティネッリ

前半

立ち上がりからトッテナムはショートパスを何本か繋いでからロングボールでサイドチェンジを多用している感じがした。
アーセナルはサカやマルティネッリが個人で仕掛けられるということもあり、相手の人数を見て、ダメならサイドチェンジからすぐに中に仕掛けるシーンが何度か見られた。

7分 アーセナルはハイプレスから相手のペナルティエリア内でボールを奪って、エンケティアがシュートもロリスがセーブ。この試合の最初の決定機だただけに決めたかった。
トッテナムは思ったよりも下から作っていく形をとっているが、エンケティアの決定機になったシーンも含めて、アーセナルのプレスがはまっており、いい形が作れていない。
決定機こそ決めきれなかったものの、エンケティアがオックスフォード戦よりポストプレーやファウルを受けたりとボールに触っており、いい動きをしている。

14分 トーマスからサカへフライスルーパス。サカは仕掛けてクロスを上げるとセセニョンに当たってコースが変わりロリスが反応するも、ボールはゴールの中に入り、アーセナルが先制点を奪う。トーマスがトラップミスで奪われそうになりながらも、サリバとのパス交換でフリーとなったことで、サカにフライスルーパスを通すことができた。そしてサカも角度がないところからなんとかクロスを上げたことで結果として得点につながった。

17分 セセニョンの縦パスに抜け出した孫興民のシュートをラムズデールがブロック。ダイアーがハーフライン付近で自由に配給できる状態でボールを持っていると厄介だなという印象。また、CBということもありプレスがかかりにくい位置にいる。セセニョンのダイアゴナルランも見事な動きだった。

22分 サカがドリブルで仕掛けてDFを引きつけてウーデゴールへパス。ウーデゴールのミドルシュートはロリスがセーブ。アーセナルホームで対戦した時のようにサカが引きつけて中央付近からミドルシュートという展開だったが、ここはロリスのセーブに阻まれた。トッテナムとしてはアーセナルホームで対戦した時とあまり守備の形は変更していないのかもしれない。
エンケティアが左サイドに流れたりと、ジェズスみたいな動きをたまにしている。
25分 DFのクリアボールをトーマスがボレーシュートで狙うもポストに弾かれる。トッテナム戦のトーマスはいいシュートを毎回打っている印象。

繋ぎ部分のタスクにおいて、ジンチェンコの止める時と出す時の判断が絶妙!相手からしたら奪いにいったら交わされるし、ボールを奪いにいかないと、いいパスを通されるしと対応がしづらい。

36分 サカがドリブルで仕掛け、左にいたウーデゴールにパス。ウーデゴールはトラップし、左足を振り抜く。ロリスが弾くことができずボールはゴールに吸い込まれ、アーセナルが2点目を奪った。トッテナムとしてトーマスのところやサカのところに人数をかけているものの奪いきれず、失点に繋がったという感じ。アーセナルはつなぐだけでなく、縦に早いサッカーもできることが大きい。

前半は完全にアーセナルペース。先制点も追加点も奪えて、トッテナムに2枚の警告が出ており、完璧と言っても過言でないくらいの前半であった。

後半

48分 ケインが受けて、最後はクルゼフスキのシュート。ケインが簡単にフリーとなっていたシーン。ジンチェンコが引っ張られたいところもあり、難しい場面であったが、ケインをフリーにしたくないのでDFのスライドをもう少し早くしたかった。
50分 ケインのシュートをラムズデールがブロック。クルゼフスキの体の使い方が上手かった。自陣でのロングボールのこぼれ球をトッテナムに拾われて発生したピンチで、後半の立ち上がりはトッテナムのペースで進んでいた感じ。
52分 セセニョンがケインとパス交換から抜けてシュートするもラムズデールが左足でブロック
出足の速くなったトッテナムにチャンスこそ作られているもののラムズデールがなんとかセーブして失点を防いでいる。

58分 カウンターからエンケティアのシュート。トラップが良かっただけにシュートが正面にいってしまったのは残念。ただポジショニングや動きとしてはとてもいい感じ。ジャカのパス後のロメロのタックルは2枚目の警告が出てもおかしくないくらいアフターだったと思う。

試合は前半のまま2-0でアウェイのアーセナルが勝利し、シーズンダブルを達成。
後半は耐え凌ぐシーンが多かった、終わった後の感じとかを見ても、アーセナルがこの試合にかけていたということがわかったし、勝利後の雰囲気を見て、いいチーム状態だなと思った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?