tomboy

アメリカ、サンディエゴ在住。 ロッククライミング、ハイキング、キャンピング等、アウトド…

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アメリカ、サンディエゴ在住。 ロッククライミング、ハイキング、キャンピング等、アウトドアな生活をメインに生活しているニート。 youtubeチャンネル↓ https://www.youtube.com/channel/UC5U3plcit7TIQQteyz2mZxw

マガジン

  • アニメーション作品

    主人公の兎tomboyが他の動物たちや自然と触れ合っていく上で、たくさんの事を経験しを学んでいく。 主に彼女のアウトドアな日常が描かれているが、マイペースな狸や猫の梅に振り回される兎を描いたコメディー、そしてtomboyの妄想や創造が含まれる作品もあるので楽しんで頂きたい。 時に笑い時に泣き、これぞノンフィクションドキュメンタリー。 更新頻度: なるべく週1 対象者: この世の全ての生物

  • コメディーな日常

    主人公tomboy(兎)が狸、猫の梅、その他の生き物と楽しく過ごす日常が描かれている。

  • 連載:アメリカ国立公園一周の旅

    tomboy(兎)が訪れていくアメリカ国立公園の旅を記事にしている。 完全ノンフィクション。 目指せ全国立公園 in America制覇⁉️

最近の記事

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【エッセイ】狸踊り

サンディエゴに引っ越してきて約二週間ほどたった。 少しずつ狸との同棲生活にも慣れてきた。 そんなある日のこと。 私たちは車に乗っていた。 ちなみに私は免許を持っていないので、もっぱら狸がいつも運転してくれる。 いずれは免許を取るつもりではいるのだが、どうも運転に抵抗がある。 加えて西海岸のフリーウェイは3~6車線なんて当たり前だ。 私はこの多車線走行に慣れずに、いつもビクついているのだ。 思えば日本にいた時も、免許はあるのに一度しか運転しなかった。 しかも田舎道で15分ほ

    • ロードトリップに行ってきます🚗

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        【動画】狸の復讐: 父の日の災い②

        エッセイをアニメーションにしました🎥

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          【動画】狸の復讐: 父の日の災い①

          エッセイを動画にしました🎥

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        【エッセイ】狸踊り

        マガジン

        • アニメーション作品
          4本
        • コメディーな日常
          5本
        • 連載:アメリカ国立公園一周の旅
          5本

        記事

          【エッセイ】狸の復讐:父の日の災い②

          はぁはぁはぁ…… お腹と顔はまだ痛いけれど、何とか笑うのを止められた。 サンディエゴ時間9pm(日本時間1pm)、私たちは何とかフェイスタイム通話を開始することができた。 私の両親は、久しぶりの私たちの通話をとても喜んでくれた。 元気そうな彼らを見てホッとした。 狸は練習の甲斐もあって、父の日のメッセージ間違えずに言い切ることがきた。 ふと脳裏に”ちちにち”がよぎったが、私も平静でいられた。 会話は弾み、サンディエゴに引っ越した私と狸の話になった。 私がニートでだらしな

          【エッセイ】狸の復讐:父の日の災い②

          【エッセイ】狸の復讐:父の日の災い①

          父の日。 私と狸は、日本にいる私の両親にフェイスタイム通話をすることにした。 正直、私はあまり誕生日だの母の日だの父の日だのに興味がない。 だがアメリカ人の狸(正確にはイタリア系アメリカ人だが)は、そういった行事を大切にするタイプだ。 私の両親に電話する前に、狸はいつも日本語の練習をする。 ネットで調べて簡単な文章を作り、私にその文章が合っているのか確認するのだ。 私の両親は英語が話せないので、それを考慮して日本語を学ぼうとしてくれる狸には感謝しかない。 狸:これで合っ

          【エッセイ】狸の復讐:父の日の災い①

          【エッセイ】連載:Ep5 窮地に立たされたマヌケ兎、水を求めて

          さて二日目の行先はというと、Mt. Brown Lookout(マウンテン・ブラウン・ルックアウト)だ。 こちらは標高7487Ft(約2282m)の山である。 約7時間半のトレイル(ハイキングコース)である。 後にこのトレイルで大失態をおかすことになるとは、呑気な兎は知る由もない。 トレイルヘッド(登山口)までシャトルバスで向かった。 9am、ハイキング開始。 序盤は馬小屋があったり緑が美しかったりと、なんだか余裕な登山道だった。 しばらく歩くと途中二股になる道があり、私

          【エッセイ】連載:Ep5 窮地に立たされたマヌケ兎、水を求めて

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          吾輩は猫である

          夏目漱石の名作“吾輩は猫である”をtomboy風にアレンジしたパロディー作品。

          吾輩は猫である

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          tomboy作:吾輩は猫である

          吾輩は猫である。 吾輩には人間に勝手につけられた名前がある。 一つ目は”野良猫”。 これは吾輩がホームレスだった時につけられた名前だ。 どういうい意味なのかは知らん。 二つ目は”Gimba”(ジンバ)。 これは人間につかまって、変な場所に連れていかれた時に人間が吾輩をそう呼んでいた。 人間はその場所を"Foster"(一時的な里親)と言っていた。 三つ目は”梅”。 今同居しているズボラな兎に勝手に名付けられた。 このアル中兎とは、既に十年以上の付き合いになる。 吾輩をけ

          tomboy作:吾輩は猫である

          【エッセイ】連載:Ep4 お気に入りの場所、マクドナルド湖での一人遊び

          グレイシャー国立公園にはキャンプ場が点在しているのだが、私は”Apgar Camapgroud”を拠点とした。 このキャンプ場の周辺には、ホテルやロッジなどの宿泊施設の他にレストランやショップ、ビジターセンター、シャトルバスのバス停など、何かと便利な施設がそろっていた。 そしてなんと言っても見どころなのが、Lake MacDonald(マクドナルド湖)だ。 そこで初日はマクドナルド湖周辺と近場で行ける簡単なトレイル、Avalanche Lake Trail(アバランチレイク

          【エッセイ】連載:Ep4 お気に入りの場所、マクドナルド湖での一人遊び

          【エッセイ】連載:Ep3 ついに到着

          壁に”Welcome to Montana"(モンタナへようこそ)と書かれた大きな絵画が飾ってある。 そう、私はグレイシャーパーク国際空港にいる。 もう既に夕日が沈みかけていた。 明日国立公園に向かうので、今夜はゆっくりモーテルのベッドで休もう。 安モーテルの近くにあるガソリンスタンドで、到着記念のビールとチップス、そして煮炊きで使うアルコールストーブの燃料を購入した。 ビールを飲んだら少しは興奮が収まるかと思ったが、目はギンギンだった。 色々な気持ちが入り混じって、心の

          【エッセイ】連載:Ep3 ついに到着

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          The dancer 🕺走行中の悲劇🎭🦝🐇

          フリーウェイを走行中の狸と兎。 2匹の身に起こった出来事とは…

          The dancer 🕺走行中の悲劇🎭🦝🐇

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          【エッセイ】連載:Ep2 グレイシャー国立公園に向けて、そして気持ちの変化

          一週間の夏休みの行先がグレイシャー国立公園に決まった私は、これから始まる冒険に心までか体まで踊っていた。 待っていてくれ、私のパラダイス。 アドベンチャーにお酒に大自然。 もしかしたらイケメン兎たちとの出会いもあるかもしれない。 煩悩だらけの私をもう誰も止められない。 そんな私は公園内のキャンプ場の予約をしようとした。 こちらは当日のウォークインで早い者勝ちとのことだったので、予約は不要だった。 当初はキャンプ場では寝泊りせず、バックパッキングで山に籠ろうと思っていたの

          【エッセイ】連載:Ep2 グレイシャー国立公園に向けて、そして気持ちの変化

          【エッセイ】連載:Ep1 初のアメリカ国立公園へ

          完璧なギアたちとニューヨーク州の山でバックパッキングの経験を積んでいった私は、ついに州外に出ることにした。 もっとたくさんの景色を見たい、経験したい。 そこで夏の旅の計画を練り始めた。 アメリカと言ったらやはりナショナルパーク(国立公園)だろう。 ネットサーフィンして目に飛び込んできたのは、Zion National Park(ザイオン国立公園)とGlacier National Park(グレイシャー国立公園)だった。 ザイオン国立公園はユタ州に位置し、例年人気ランキン

          【エッセイ】連載:Ep1 初のアメリカ国立公園へ

          【エッセイ】あなたに必要なモノはなんですか?私はこれです

          さて、前回バックパッキングを始めた経緯を話したので、今回はそれに必要なギアの話をしよう。 ちなみにただのギアトークをするつもりはない。 私はもともとミニマリズムに影響を受けていたため、人よりは若干モノは少なかった方だと思う。 なのでハイキングギアにも最初からこだわりたかった。 "Less is more"だ。 重いバックパックや道具を背負いたくなんか無い。 私はアメリカじゃチビなんだ。 小柄でか弱い体に負担なんかかけちゃいけない。 もっと自分を大切にしよう。 こうして私のU

          【エッセイ】あなたに必要なモノはなんですか?私はこれです

          【エッセイ】キッカケ:初めての夜

          私が本格的にハイキングやバックパッキングを始めたのは、2020年の秋だった。 山に一人で行ったら何か変わるのではないかと、何の根拠もない理由で始まったのだ。 当時の私は希望を失っていた。 挫折を経験し屈辱を味わい、人生に絶望していたのだ。 自分なりに色々なことを試してみたが、何をやっても心から喜びを感じることが出来ずにいた。 私は一体何をやっているのだろう。 デイハイキング(日帰り登山)は過去に数回経験していたが、山で一夜を過ごせるほどのギアを持っていなかった。 ましてや

          【エッセイ】キッカケ:初めての夜