【詩】影踏み


影はなんでも知っている。

ひっそり隠れた耳たぶ。
観察する切れ長の目。
ほくそ笑む薄い唇。

影を葬ることは誰にもできない。

昼間どんなに明るくても
影は皮膚の内側にも潜むから。

「ほら、影を踏んだぞ!」
息を切らして男の子が叫ぶ。

「嘘よ。踏まれてないわ」
負けずぎらいな女の子が逃げる。

けれど、男の子の靴の下で
千切れた影がのたうっている。

その影を男の子が責める。
「あの子の秘密を言え!」

そう。
影はなんでも知っている。


Step on the Shadow


The shadow knows everything.

Secret hidden ear lobes,
the eyes of a cut length to observe,
a thin lips smiling.

Nobody can bury the shadow.

No matter how bright it is during the day,
the shadow lurks inside the skin.

"Here, I stepped on your shadow!"
Exhaustion cried a boy.

"Lie, I have not been stepped on"
An aseptical girl escapes.

But, under the shoes of the boy,
the shadow of the girl torn is struck.

The boy blames the shadow.
"Tell the secret of that girl!"

That's right.
The shadow knows everything.

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ThanQ 💛
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Tome館長

箱夢の詩集 第二集

話にならなかった 詩のようなもの  第二集

コメント4件

子供の頃 早く身長がのびないかな〜と思っていて 影だとノッポさんな自分が とても嬉しかったのを 思いだしましたw
yayaさんへ★ 脚が長く見えたりね。
素敵な絵、いつもお世話になります。
Happy Songさんへ★ どういたしまして。
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