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障害児にとって卒園式は楽しくないけどめっちゃ大切という話

幼児施設は卒園式がとりおこわれる時期ですね
うちの児童発達支援センターもいよいよ明日が卒園式です

障害を持っているおさんたちですので、理解や対人などなどの凸凹がゆえに泣くお子さんもいます

運動会やリズム発表会なども同様に子どもたちは悲喜こもごもな姿を見せますが、子どもたちに合った内容や魅力的な道具などをふんだんに使うことでそのハードルは下がります

しかしながら、卒園式は式典であり決して楽しいものではありません

子どもたちにとって楽しいものではない卒園式を、緊張や戸惑いを乗り越えさせて卒園証書授与式を執り行うのですが何の意味があるのでしょうか?

理解面だけで言っても4歳レベル~10か月レベルまで様々です
ですので、紙切れをもらうことにどんな意味があるか、そんなことをするよりも活動をした方が、療育をした方がいいのではなんて声が聞こえてきそうですが私は断固として卒園式に向かい合って欲しいと思います

何故かというと、幼児期から学童期になる子どもたちは卒園後みんな、僕たちはもうここに来る自分ではないと本当に理解をして部屋すら入らないお子さんもいます

この姿を見て感じるが故に卒園式の意味を深く感じます

それは、子ども本人だけではなく、保護者がいて周りに友達がいて厳かななか卒園証書を受けり、保護者も一緒に卒園するんです

保護者は子どもの成長を感じ子どもはそんな親から自分の成長を感じるのです

だから、小学校へ行くとなるべくして学童期の子どもになり得るのです

そんな大切な卒園式
保育士さんたちも複雑な気持ちで子どもたちの成長をたった15秒程度の姿の為にどうすれば本人が手応えを持って参加できるのか、30分の着席時間を持たせるのかと話を繰り返していました

体裁をとるための卒園式ではなく一人ひとりが主役になれるような卒園式がきっとできると信じています

子どもたちの為に頑張ってくれている職員に感謝です

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