スヌーズが3種類で30分以上鳴っている。また鳴った。起きた。もう一度寝るかと思いきや、起きた。解る。30代まではスヌーズを何回も消す。でも、おそらく30代後半にかけて、スヌーズの回数は減っていく。
今は若さがあふれている証拠である。
寝る子は育つという言葉もあるくらいだ。隣の家の赤ん坊も泣き止んで、今は機嫌良く何かしゃべっている。

　一方で、私は3時から5時の間に起きる。目覚ましは要らない。職業センターのノートには「中途覚醒」と言う欄がある。書いたことはない。3時に起きても寝ないから。中途ではないから。ちなみに「ちゅうと」と入力すると「中途半端」と提案される。ケータイが刺してくる様な。まぁいい。

　隣の家が静かになった。もう一度熟睡したのかもしれない。