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どうして投資情報を発信しようと思ったか?

今回の記事では、どうして投資情報を発信していこうと思ったか?について書いていきます。結論からお伝えすると、証券会社勤務を通じて「日本の金融リテラシーを上げたい。」と思ったのが私の原動力になっています。

【投資との出会い】
2016年、当時私は就職活動中の大学4年生でした。新卒の初任給に不安を感じ、「ほかに収入源ができないか」と思い書店で手に取ったのがFXの本でした。

そこでスマホでFXのデモトレードのできるアプリをインストールして、最初はわからずにトレードしていましたが、大学で外国の言語、文化を学んでいたこともあり、為替が授業でも出てきた身近なニュースで動いていることが面白く感じました。(例えば2016年はトランプ氏が大統領選挙に当選し、ドル高局面でした。)

 就職活動では、何になりたいかビジョンが全く湧かず、それが面接で伝わり、熱意がないなと思われ、どこからも内定がもらえない苦しい日々が続いていました。ただFXであれば大学で学んだ知識が使える?と興味があったので、いっそこれを本業にしようと証券会社に応募して、なんとか証券マンになることができたのでした。

【証券会社勤務】
 2017年の春、証券会社に入社しました。4月は証券外務員1種取得のための知識と、社会人マナーを人里離れた研修施設でバチコリとたたき込まれました。笑
そして配属され、最初は個人宅への電話営業から始まりました。販売するのは投資信託でかなり手堅いタイプの商品でした。

 ただ2017年当時ですが、電話で話してみると意外と大人の方でも「投資信託きいたことない。」という方が多く、意外と知らない人が多いのだなというのが素直な感想でした。

 だんだんと仕事にもなじんでいき、2年目にして営業成績トップを達成。証券知識も徐々に増えていき、投資信託や現物株以外の商品も任せられるようになりました。(ただその分、手数料ノルマも降ってくるようになるのですが・・・)

 そもそも金融関係の会社は手数料が売り上げの大半を占めていることが多いです。中でも証券会社はその色が強く、月の手数料ノルマが設定されており、それを日で割り、1日いくらやらないといけないか、という方法でやっていました。

 しかし証券会社の都合通りに相場が動いてくれるはずもなく、あまり重要でもない経済指標を引き合いに売買をすすめたり、この銘柄は保有して含み益を伸ばせばいいのに、上司から「売ってその日の手数料にしろ」と指示が出て、売却してもらったりしました。証券会社都合の売買をすることになったわけですね。

「これはお客様のためになっているか?」「このサービスで社会に何か貢献できているのか?」「むしろ自分たちが存在意義はあるか?」と自問自答していました。この反動が現在につながります。

 役職も上がりハイリスク商品も扱うようになったころから寝られなくなり、まぶたがピクピクするようになり、手に湿疹ができ、ストレスを感じると右脇腹が痛むなどの謎の症状が出るようになりました。

 2021年は12月まで勤務し、この時点でトップセールスでしたが、いかんせん体調が悪く、精神科にも通い睡眠薬をもらいながら仕事をしていましたので、「このままだと本当にまずい」と思い退職をし、不安なまま2022年を迎えることになるのでした。

【専業投資家として】
 退職後、引っ越しや各手続きを済ませ、今まで自分ができなかったことに専念することにしました。証券会社にいると自分が投資するために必要な申請手続きが多く、なかなか投資できませんでしたが、自分で日経ブルベアファンドで運用してみました。その結果がTwitterの固定ツイートです。
 さらに旅行やジムに通って運動、数年ぶりに友達に会ったりして、今までできなかった自分のための時間を作りました。

 そのなかで「社会に何か貢献できているのか?」とジレンマを感じながら仕事をしていたときのことを思い出しました。誰かが誰かを食い物にする従来の方法ではなくて、フラットな目線から投資情報の発信をし、日本の金融リテラシーを上げたいと思うようになり、Twitterやnoteで情報発信を始めました。

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