綾辻行人「奇面館の殺人」、新本格ミステリとの出会い
2010年 私とライトノベル
私は中学2年生だった。
もはや年代だけでピンとくる方もいるかもしれないが、
私が中学生の頃はライトノベル全盛の時代だった。
「涼宮ハルヒの憂鬱」、「とある魔術の禁書目録」、「生徒会の一存」、「これはゾンビですか?」、「バカとテストと召喚獣」、「僕は友達が少ない」「僕は友達が少ない」、「灼眼のシャナ」…
学校近くの本屋に通っては、4Fのライトノベルコーナーで新刊を購入するのはもはやルーティンであった。
勉強もそれほどせず、モンハン2ndGとラ