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LEGEND LIVE 天神照和 2017.11.5

冨永裕輔
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※試聴版。オリジナル版(16:28)は購入後に視聴可能。

3年前の昨日、ぼくは伝説のフォーク喫茶・照和にいました。

2000年の戸畑高校文化祭で初ステージを経験し歌手の道へと上京を決意した頃、毎日のように長渕剛さんのライブビデオを観てその楽曲の魂の叫びやライブパフォーマンスに励まされ、勇気をもらっていました。

何がそんなに僕を惹きつけたのか、そのひとつは長渕さんの歌が“勝者の歌”ではなく“敗者の歌”である側面に共感していたように思います。
挫折から這い上がっていくような数々の歌に、当時のぼくは自分を重ねていました。そして、九州から上京して歌手になるという一つの道筋を夢見るようになりました。

さて、そのライブビデオの中でいつも長渕剛さんの隣でギターとハイトーンのコーラスを重ねるかっこいいミュージシャンがいました。
それが、浜田良美さんでした。

2002年9月7日、横浜スタジアムで初めて生ライブに参加して、生の感動を味わいました。
そしてちょうど進路を選ぶ時期に差し掛かっていた大学3年生の2004年8月21日、桜島でのオールナイトコンサートに参加して歌手の道に挑戦する背中を押されました。
ぼくが大学時代に参加したすべてのステージにはいつも浜田良美さんがいました。

ぼくがプロになってからハイトーンでコーラスをするようなときは、あの浜田良美さんの歌声をイメージして歌いました。『PASSION』に収録の「VICTORY RUN」のサビコーラスなどはまさにそうです。

そんなぼくに、奇跡が起こります。

なんと、浜田良美さんが同じ母校戸畑高校のOBだったことを知ったのです。これはどれほど小さな確率でしょうか。

2014年7月7日、ぼくは溢れる思いを書いて浜田良美さんのHPにメールを送りました。

すると翌日、返事が届きました。
そこにはこう書かれていました。

「やっと後輩が出てきてくれたかと思ったよ。
 一生懸命、歌ってください。必ず届くから。」

ぼくのこのときの喜びは、とても言葉にはできません。

そして息子のギタリストSho Hamadaくんを紹介され、今に至ります。
そこからぼくの音楽活動が今まで以上に広がったことはもうご存知だと思います。

そんな浜田良美さんとSho Hamadaくんと、時を超えたコラボライブ『LEGEND LIVE』が実現したのが2017年11月5日。3年前の昨日です。
会場には、長渕剛さんをはじめ、海援隊や甲斐バンド、ロッカーズ、チューリップなど数々のミュージシャンを輩出した伝説のフォーク喫茶・照和を選びました。

今夜はその『LEGEND LIVE』から、冒頭のぼくのステージから「きみのそばで」など2曲と、アンコールラストの計3曲をお届けします。
アンコールで3人で演奏、歌った「ひまわりの花」は永久保存版です。
音響機材から直接レコーディングした高音質でお楽しみいただきます。

福岡は天神の大通りから一本裏手に入り、昔から変わらない照和の階段を地下に下りてドアを開ければ、そこにあなたの特等席があります。
壁には伝説のミュージシャン達のサインが刻まれ、ステージには白いピアノ。そのすべてに音楽の息づかいが染み込んでいます。

さあ今から、伝説にご参加ください。

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