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秀山祭レポと歌舞伎の見方伝授?〜vol.20〜

最近ほんとにさぼってるノートへの投稿。
継続って大変ね。

今回は先月、9月歌舞伎座秀山祭の夜の部のレポをしていこうかな。

まず一幕目は、松寿操三番叟。三番叟役は襲名なさった幸四郎。期待値が高かったせいか、一月浅草公会堂の種之助の三番叟が凄すぎたせいか、私としてはそんなに良くもなく悪くもなく。

いや、三番叟は難しいと思った。感情もない人形をただ演じるって言うのは、役者の技量云々より運動神経の高さだったりが目立ってしまう舞踊?なのかも。その点種之助は並外れた運動神経を持っていて、三番叟にぴったりな役者だったのかもしれない。
とはいえ、幸四郎は華があり歌舞伎座の舞台にぴったりの役者で、客席は盛り上がってた印象。

二幕目は俊寛。ごめんなさい。これは俊寛あるある、と言ってもいいかもしれないが、どうしても居眠りしてしまう…
ただ歌舞伎を観たことない方へ!
歌舞伎は4時間くらいの長丁場です。途中休憩があるものの、なぜか休憩は眠くならないの。となるとどこかの場面で寝なくてはならない。
えー。私…今回は俊寛で寝ようと、鼻から決めてました…。
もちろん全部寝たわけではありません。
最後の俊寛の崖の場面を眺められただけで、満足しました。

そして三幕目は、新作舞踊の幽玄。
うーん…素晴らしかった。隣にいた友人も「(玉三郎が)やっぱ全部持ってくね〜」と。私も同意。鼓童の方々の一糸乱れぬ太鼓の音色が歌舞伎座の舞台で能と…ほんと新鮮だった。
あと照明の使い方もすごく良くて、道成寺の花子(玉三郎)の登場シーンの照明、玉三郎だけが火の灯りで照らされてる?みたいな?
場内だけど野外で行う薪能の灯りを思い出すような、そんな照明で。初めて観た時のあの感動、そしてあの花子は一生忘れないことだろう。

今日はこの辺で。

#歌舞伎 #カブキ #note #エッセイ #趣味 #秀山祭 #玉三郎

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