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かっこいいから始まる恋、ミーハーでもいいんじゃない?私が英語に興味をもったきっかけ

 「英語が話せるなってかっこいいな」というきっかけで英語に興味をもち、英語を学び続けたら、英語を仕事にできました、というのが私です。だから、「英語ができたら楽しそうだな」「英語の歌がかっこよく歌えたらな」というモチベーションで英語を頑張る生徒さんの気持ちが、本当によくわかります。そして、バリバリの受験英語やTOEICを教えるのも、実は大好きなので、「英語ちょっとやってみたいな」という人から受験生、「転職のためにTOEIC850点取りたいんです!」という人まで、私の生徒さんは年齢も動機も様々ですが、皆さん楽しそうに英語を学んでいます。

 さて、私が人生で初めて「英語が話せるのってかっこいいな」と思ったのは、小学2年生の頃、母がオーストラリア人家族と英語で話しているのを見た時です。私は1学年80人くらいの小さな小学校に通っていたのですが、オーストラリアから2人の男子が転校してきました。母は英会話が得意なので、日本に来て間もない彼らを観光に連れて行ったり、家に招待して手料理をふるまったりしていました。(母は学校関係者ではないのですが、いつの間にか仲良くなっていました。w)
 当時の私は"Yes""No""Thank you."くらいしか分かりませでんした。それでも、「私には全然わからない英語という言葉を使って、コミュニケーションが成り立つ」ことにワクワクしたのを覚えています。

 「英語の音ってかっこいいな」「英語が話せたら楽しそうだな」と思いながら、英語を楽しそうに話す母の姿に憧れていた、これが私の英語との出会いです。今も英語の音には惹かれますし、英語が話せることで、たくさんの素晴らしい経験ができました。外国での旅行や滞在経験、外国籍の友人のおかげで、視野が広がったり、価値観や意見の違いを受け入れたりするベースが培われました。

 もう一つ彼らとの出会いで忘れられないのが、ご自宅に招かれた時の出来事です。リビングのソファーでくつろいでいる時に、オーストラリア人のお父さんが、土足のままローテーブルに足を乗せていたのです。「えっ?テーブルの上に靴って汚くない?」「もし我が家でこんなことしたら、父に激怒されるぞ!」と驚きました。でも、子どもながらに、「文化によって、異なったルールが存在するのだな」ということが、大きな衝撃をもって理解できました。優劣をつけたり、偏見をもったりするのではなく、「そっか、ここは似ているけれど、ここは違うんだな」とすっと受け入れられる時期に、異文化を知ることができたのは、ラッキーだったと思います。

 というわけで、私が英語に興味をもったきっかけは、意外と真面目な理由ではなかったですよ、というお話でした。そんな入り方ですが、「かっこいい」「素敵」は意外と強いモチベーションだったように思います。
 
 英語学習へのモチベーション維持も、何だって良いと思います。「大好きな映画のセリフを英語のまま理解したい」「日本語吹き替えは、俳優の声じゃないし、口の動きがずれているから、嫌なんだ」でも良いと思います。「教養のために、外国語のことを知ってみたいのよね」というのも素敵だと思います。「海外旅行をもっと楽しみたい」もかなり強いモチベーションになりますね。最近だと「我が子に英語で話しかけたいから」という理由でママさんが英語を始めることもあります。自分なりの、やってみたい理由があれば、「英語を始める第一歩」はもう踏み出せていると思います。

 

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