あたたかいものに寄り添っていきたい
実家にいる頃はよく捨て猫を拾ってきて育ててた。
田舎でかつ日本家屋のうえに、敷地内に家畜も飼っているという環境!
今となっては田舎でもそんな環境はないだろうなあと思うくらいな、となりのトトロを越えるレベルのチョーど田舎な世界。
北の国からみたいに電気が通っていないとかはないけど、お風呂は薪で炊いてた(爆!)
家の庭先には鶏が歩いていて、軒先には燕が巣を作り、2階への階段の天井にはコウモリが住みついてて、お乳を搾るための乳牛を飼っている牛小屋があり、母屋の隣には蚕を飼う専用の4階建ての建物(【蚕室(さんしつ)】って呼びます)、野犬が時々庭に現れて怖い思いをする。
夜中に寝ているとムカデが布団の中を這ってきて、無意識に手で払おうと刺激をするとその鋭い牙で噛まれる。その痛いこと痛いこと。・゜・(ノД`)・゜・。二度と思い出したくもない激痛。
こうやって文章にしてみるとなんてワイルドな環境で生きてたんだろうと我ながら衝撃を受ける。
まあ、そんな世界なので猫の一匹や二匹が敷地内に増えたところで大した問題にはならんのです。
そのうちにどこで聞きつけたか、うちの敷地近くに猫を捨てると私が拾って育てるってわかっているとしか思えない捨てられ方をする子猫ちゃんたちもでてくる始末。
母猫から早くに離れさせられた子猫はほぼ例外なくあたたかいものにくっついていようとする。
人間にくっついてくれたら楽なんだけど、我が家の敷地内にいる他の生き物にくっつく子もいて、これがあとあと悲劇を生むことになるのです。
のちに起きる悲劇の数々はおいおい書いていきます。
いろいろ思い出しながら、文にすると、我が家っておかしい環境だったのかも!?と思ってみたりもする。
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