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Wicked Part 6: The Monkeys

Scene 2-4: The Monkeys
Scene 2-5: I'm not that Girl (Reprise)
Scene 2-6: As Long As You're Mine

Scene 2-4: The Monkeys

 (ウィザードが巨大な頭のボタンを押す
  猿たちが解放される。
  猿たちは飛び去る。)

エルファバ
 「行きなさい!飛んでいって!
  チステリー、自由なのよ!
  素晴らしいことじゃない?
  お行きなさい!」

 (チステリーはシートが掛かった猿のもとへ向かう)

ウィザード
 「だめだ!よせ!」

 (シートを剥ぐと、
  檻の中にディラモンド博士が入っている)

エルファバ
 「そんな、ありえない!
  ディラモンド博士、、」

ウィザード
 「エルファバ、
  彼を喋らせるわけにはいかなかったんだ、、」

エルファバ
 「ディラモンド博士、大丈夫ですか?
  怖がらないで、私です。
  エルファバです」

ディラモンド博士
 「メエェェェ」

エルファバ
 「博士、覚えてないの?」

ディラモンド
 「メエェェェ」

エルファバ
 「、、喋れないの、、?」

ディラモンド
 「メエェェェ」

エルファバ
 「そんな、、
  私達は何も一緒じゃないわ。
  私はあなたとは違う!
  あんたの様にはならない。
  死ぬまであんたと闘ってやる!」

 (ウィザードは巨大な頭の上にのぼる
  ディラモンド博士は逃げていく)

ウィザード
 「ガード!ガード!」

 (フィエロが入ってくる)

ガード
 「止まれ!」

フィエロ
 「陛下、ご無事ですか!?」

エルファバ
 「フィエロ!」

フィエロ
 「信じられない、、」

エルファバ
 「ああフィエロ、良かったわ。
  私てっきり、、」

フィエロ
 「黙れ魔女め!」

ガード
 「ヤギが逃亡しています!」

フィエロ
 「そんなもの気にするな。
  水をくれないか」

ガード
 「水ですか?」

フィエロ
 「言ったろ?沢山持ってきてくれ」

ガード
 「承知しました!」

 (ガード達は居なくなる)

エルファバ
 「フィエロ、、」

フィエロ
 「黙れと言ったろ!」

ウィザード
 (巨大な頭から降りてきて)
 「違うんだ!」

フィエロ
 「じっとしていてください。
  偉大なるあなたの真実を
  知られたくないのなら。」

エルファバ
 「フィエロ、、あなた怖いわ、
  変わったと思ってたのに」

フィエロ
 「確かに、、変わったさ」

 (グリンダが入ってくる)

グリンダ
 「エルフィ、何が起きているの?
  良かった生きていたのね!
  ここにいてはいけないわ。
  誰かに居場所を言われたら、、」

フィエロ
 「グリンダ、君は行ってくれ」

グリンダ
 「フィエロ、一体、、」

フィエロ
 「お願いだ。友達に戻ろう」

グリンダ
 「陛下、彼に悪気はありません。
  どうかご理解を!
  私達は級友だったもので。」

フィエロ
 「エルファバ!」

グリンダ
 「フィエロ、どうかしちゃったの?
  自分が何をしているか分かってる?」

フィエロ
 「僕が彼女を連れて行きます」

グリンダ
 「え?何を言ってるの?
  あなた達はいつも、、
  私の味方だったじゃない」

エルファバ
 「グリンダ、そういう意味じゃないわ」

グリンダ
 「いや、そういう意味だ。
  でも少し違う、、
  エルファバ、行くぞ!」

 (二人は走り去る)

グリンダ
 「良いわよ、行きなさい!
  お似合いよ、、!」

 (ウィザードが緑の液体の入った小瓶を
  グリンダに差し出す)

ウィザード
 「ほら、これをお飲み。
  心の痛みを消してくれるよ」

グリンダ
 「いいえ、ありがとう。」

 (マダムモリブルが笑いながら
  入ってくる。)

モリブル
 「あなたの伴侶が彼女を
  保護施設に連れて行ったんですって?」

ウィザード
 「僕らの新しいキャプテンは
  別のことを考えているようだ」

モリブル
 「彼女は捕らえられてはいないの?」

ウィザード
 「とても矛盾した話だがね。
  前回も上手いこと逃げられてしまったしね」

モリブル
 「出てこざる様に仕向けるのよ」

ウィザード
 「どうやって?」

グリンダ
 「妹です」

ウィザード
 「今なんと?」

グリンダ
 「彼女の妹を使うのです。
  妹が困ってると噂を流せば
  彼女は飛んできます。
  そしたら彼女を捕らえられます。」

ウィザード
 「確かにその通りだ」

グリンダ
 「さて陛下、これで失礼します。
  少し頭痛がするので休みたいです。」

 (グリンダは歩き去る)

モリブル
 「きっと、噂は上手くいきません。
  エルファバはとても賢いので」

ウィザード
 「ああとても賢い」

モリブル
 「天気を変えるのがいいかも、、」

Scene 2-5 : I'm not that girl

グリンダ
 ♪ 止めよう何もかも
  せめて傷が癒えてくれれば
  彼はあの子を愛してるの
  私じゃない

Scene 2-6 : As long as you're mine

(森の中にエルファバとフィエロが
 二人きりでいる)

エルファバ
 ♪ 熱いキスを
  きつく抱きしめて
  感じたいの
  今夜あなたが私と居ることを
  こんな夢見心地では
  先が見えない
  あなたが私を求めるから

  いまこの瞬間だけ
  あなたが私のものなら
  全て受け入れて
  一線を越えるの
  この瞬間が
  終わってしまうとしたら
  永遠にしてみせる
  私のものである限り

フィエロ
 ♪ 自分は愚かなのか 賢いのか
  君は見方を変えてくれるんだ
  君の魔法に掛かってしまった
  なぜか感じるんだ
  気持ちが高まるのを

二人
 ♪ どの瞬間も 私達のもの
  全身で感じるの
  失いゆく時間を

フィエロ
 ♪ もし二人に
  未来がないなら

二人
 ♪ 分かっているけど
  いまは知ったことない
  この瞬間は
  私達のものだから
  求めるままに
  とても輝いてるはず!
  
  夜が明けるまでは
  月明かりのもとで
  ずっと抱きしめよう
  私達のものである限り

フィエロ
 「どうかしたの?」

エルファバ
 「こんな気持ち初めてよ、、
  ウィキッド。」