囲碁見学

こんばんは。
先日、囲碁の大きな大会の見学に行ってきました。

多くの大会が初心者でも気兼ねなく参加できるように工夫をしているので(その工夫が充分かどうかは議論の余地がありますが)出場するのが嫌だという訳ではなく、知人の応援に行ってまいりました。

勝負事とは不思議なもので、いかに心から「勝ち負けは気にしない」としていても、やはり心は騒ぐもの。
器用さの足りないとみは、応援一本です。

さてさて、特に面白かったことはふたつ。

ひとつめ、読解力あるいは視力測定。
どの分野でもそうといえばそうですが、すべての情報が開示されていても、見る側の処理能力および回路によって理解度は大幅に変わります。
大会では、座席がはっきりとレベル順に並ぶ羞恥プレイなので、リアルタイムで生まれたてのレベル別の棋譜を見ることができるわけです。そしてその作成者の意図は、自分の視力の及ぶ範囲までしか理解できません。

とみは、自分の視力の境目を明確にみつけることができました。

この人達がやろうと考えていることの大筋は理解できる…この一連の流れはこの領域を攻めている…なるほど先ほど石はこの狙いがあったのか。
自分より石数個分、強い人までが大体射程距離。

この人達はいったい何をしているのか。いつのまにかすごいことになっている。魔法だ、これは魔法だ(笑)
自分よりずっと強い人達の曲芸戦。

境目探しに曲芸観戦、とても楽しかったです。
思いの外長くなったのでふたつめは次にまわします。

観戦にお金をとるような大会は見たことがないのでおすすめです。ただし一人で行くとさびしいので、お二人以上で。

#囲碁

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