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函館マラソンを終えて

2023年6月25日今年7レース目、
函館マラソン、無事完走しました!!

01 前日

 レース2日前の金曜日に函館入り、ホテルで本読んだり、仕事の進捗確認したり、函館競馬の予想したり、ここまではまったく力みなく順調そのもの、ええ感じ

 レース前日、土曜日朝、軽く5キロ流すつもりがコースを間違えて、知らぬ間に7キロ走ってた。しかもややオーバーペース気味
「ゆっくりでよかったのに」と自問自答しながら函館競馬へと向かう。

 函館競馬はボッコボコ、最終Rでなんとか踏みとどまったものの?な雰囲気、ただ参加賞受取や夕食はすんなり決まって、
「いい感じで寝れるわぁ」とベッドに入ったが…

 「ね、眠れん!!」目をつむってるんやけど、寝てない。そんな状態のまま時間だけが過ぎていく。そんな状態のまま刻々と起床予定時間に近づいていく。そんな前夜でした。
ええん?そんな状態で

02 レース前

 そんな状態でも、いやそんな状態やったからかな?朝ご飯~会場までは順調そのもの。
会場での着替え~手荷物預かり~お手洗いも順調、スタート前の給水(アミノバイタルの提供がありました!)も終えて、なんの問題もなくスタートを待つばかりやったけど…

 問題なくスタートブロックで、出走を待ってたんやけど、突然何かを忘れたような感覚におそわれて、不安に包まれる。
「なんや、なんかわすれとる」
「あっ」
「日焼け止めか!」 
そう忘れたんは
日焼け止めと、サプリを入れるためのポーチを腰に巻くこと、ポーチについては2走連続の「忘れ」
これは気をつけなアカンわ。

 日焼け止め…これを忘れると黒こげになるねんなぁ。
ただ、
空を見上げると厚い曇りに覆われてる様子、
「これやったら、そこまで焼けへんかもしれん」と無理やり自分を落ち着かせスタートラインに

03 レース中

 レース前半は力を抜いて、ゆっくり目のはずが時計を見ると、かなり突っ込んだレースの入り。そこから10キロ、15キロを過ぎるたびに、
「落ち着け、オーバーペース」
と、なだめながらも、ペースは落ちずじまい。結局、ペースを落ち着けることができないまま20キロを過ぎて、
「これはさすがに終わったわ、バッタリきたら
泣きながら歩くしかないわ」
と残る道のりの地獄の行軍を思い描きながらの走りとなりました。

 ところが、ガクッときそうな雰囲気はあったんやけど、
「あと2キロ走ろう」
「30キロまで頑張ってみよう」と
大きな事はいわず、できることをコツコツと
一つ一つやっていく中で残り10キロを切り、
ちょっとゴールが視野に入ったところでアクシデントが…

 ビグゥ、痛みと共に固まってくるような感覚に左膝と右ふくらはぎが襲われて、走りがどんどんぎこちなくなってきてるように思いました。
 「なんとか行けそうやったのに…」
悔しくて、叫びたくなった時、ふと目に入った赤い看板が私を救ってくれることになりました。

 ”救護所”

迷わず飛び込んで、痛めた箇所を指さし、コールドスプレーをお願いすると、私の悲壮な雰囲気を察したのか?素早く患部をアイシングしてくれました。
 「いけるんか?」と、半信半疑で足を踏み出すと、固まってくる感覚がなくなってた。
 「ありがとう!なんとかいけそうです」とガッツポーズで救護所を飛び出す…ではなく、ノロノロと動きだした私。最後まで粘れるか?

 今回の函館マラソンで一つなんとか達成したいことがあった。それは36キロのエイドで供される「冷やしラーメン」と「ミニ海鮮丼」を堪能すること!
 ところが、ノロノロと再び動きだした私にとってはそれは叶わぬ願いとなった。堪能するには、遅すぎるわけでもないし、十分な余裕があるわけでもない、そんな中途半端なタイミングで36キロのエイドにたどり着いてしまったのだ。
 「いや、行くしかない」と
後ろ髪ひかれる思いながらも、冷やしラーメンとミニ海鮮丼を断念し、少しでも歩を進めることを優先することにした。

04 レース後

 そのかいもあったのか?
前回(2017年)の参加よりもだいぶ早いタイムでレースを終えることができた!

やった!!!



達成感に包まれて、高揚する気持ち。それに反してまったく動かない体。

レース後、なんどか着替えや手荷物の回収に向かおうとしたが、体が前に進まず、結構な時間、グランドに横たわって、やり切った感を味わいながら体力を回復させることになりました。全然体動かんかった時はほんま焦りました。やばかった。

 最後に函館マラソンの準備・運営いただいた皆さまありがとうございました。
 レース後にいただいた、じゃがバター、函館牛乳、かごめ汁、どれも疲れた体にしみわたる美味しさでした。これらのおかげで、生き返りました!

 「日本一過酷なファンラン」の二つ名に違わぬタフなコースやけど、また参加したくなる函館マラソンの振り返りでした!

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