アジャイル的に生きる
ここ1年くらい、特に育休が明けたくらいから、自分自身の考えや行動が「アジャイル的だな」と思うことが多くなりました。
「アジャイル(agile)」とは、システム開発の手法の一つなのですが、agileを和訳した「機敏な」「すばしっこい」という言葉に見てとれる通り、迅速な行動・短期サイクルを意識した開発手法となります。
今日はいつ頃からか「アジャイル的」になった私の行動を振り返るとともに、時にはアジャイル的に生きることも大切だよな、という気づきを共有します。
どなたかの参考になれば嬉しいです。
アジャイルとは?
もう少しだけアジャイルについて解説します。(ご存知の方や興味がない方は飛ばしてください)
古来よりシステム開発の手法といえば「ウォーターフォール」型が主流だったのですが、2000年代に新しく出てきた手法が「アジャイル」型の開発手法となります。
この2つの開発手法を比べるとアジャイル型の開発手法の特徴がよくわかります。
ウォーターフォール型
・最初から完成形を目指しプロジェクトを発足
・プロジェクトの最初に要求仕様を確定させてからは基本変更は受け付けない
・大規模で長期にわたるプロジェクトが多い
アジャイル型
・要求仕様の一部を短期サイクルで開発、開発を繰り返すことで完成形を目指す
・仕様変更・追加がしやすい
・短期プロジェクトが多い
アジャイル型の開発の特徴は「最初から完成形を目指さない」というところでしょうか。スモールステップで微調整しつつ完成形を目指していきます。
ですので上記の特徴に挙げたように、途中で要求仕様の変更が入った場合にも比較的柔軟に受け入れることができます。
ちなみに私は15年ほどシステム開発のお仕事をしているのですが、アジャイル開発はここ5年ほどで急激に現場に浸透してきたイメージがあります。
まだまだウォーターフォール型の開発が主流とはいえ、急激な社会の変化に対応するために、システム開発の現場もスピード感を求められている、ということをひしひし感じます。
アジャイル的な行動とは? ここ一年での私の変化
アジャイル開発についてなんとなく理解いただけたと思うのですが、「アジャイル的な行動」とはどのようなものか説明したいと思います。
「アジャイル的な行動」とは簡単に言うと、「深く考えずにとりあえずやってみる!」ということです。
またマインドセットとしては大きく以下3つが挙げられます。
①最初から完成形を目指さない
②柔軟に変化・変更を受け入れる
③まず行動し、アウトプットを出してみる
もともと私は物事には慎重なタイプで気になることがあっても寝かせてじっくり考えるタイプでした。(要はウォーターフォール型)
でも今は上述の通りアジャイル的に「とりあえずやってみる」「やってみてから考える」ということにしています。
このような変化が生まれたきっかけは以下の3つです。
①自分自身の変化(出産し母になった)
②母になったことで時間制約が生まれた(もたもたしている時間はない!)
③育休コミュニティでの出会い・刺激(自分軸で行動している人の多いことよ!)
このタイミングで30年以上続いたウォーターフォール型の行動意識を変えられることができたのは、自分でもびっくりです。
人間いくつになっても変化(進化)できるんですね。
アジャイル的に生きるメリット
そんなアジャイル的に生きるメリットですが、
やりたい気持ちを放置しないので、モヤモヤがたまらない
変化を楽しめる(同じところでぐるぐるすることが少なくなる)
行動のサイクルが早いので失敗してもまた次のチャンスがあると思える
アウトプットするたびに現状把握ができよい気づきになる
が挙げられます。
デメリットとしては全体像が見えにくくなることが挙げられますので、1ヶ月単位、半年単位など定期的に振り返りを行うと、軌道修正が行えます。
終わりに
もし昔の私のように「なかなかやりたいことに踏み出せないな・・」という方は、とりあえずアジャイル型でやってみることをお勧めします。
アジャイル型で行動するととにかく行動が早くなるし、アウトプットがいっぱい出せるようになります。
そうすると気づけば周りに人や夢が増えてきて、人生が豊かになる。ちょっと忙しいですが、楽しいですよ。
それではまた明日。
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